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    • 2017.02.11 Saturday
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    破風山(はっぷざん)

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        朝方急に肩がずきずき痛みだし目が覚める、うとうとしながら今日のハイキングを辞めようか迷ったが、山の神が温かいコーヒーを淹れてくれたので、予定通り出発する事になった。しかし、今日の山行は色々アクシデントがあり、散々なハイキングであった。


            
                              皆野町の駅

       初めての秩父線、寄居駅で乗り換えて皆野町へ。東上線のダイヤ改正で予定より早い時間に到着、改札でスイカが使えず520円の料金を払う、たかが25分ほどの乗車でこの料金は高いな〜。気を取り直してハイキング情報を探してみたが、駅には何にもない。かろうじて駅前の看板のハイキングマップがあるだけだ。



              秩父線の踏切から武甲山を望む

       線路沿いの近道を通り、踏切を越えて道なりに進むと赤信号、右に坂を下ってゆくと荒川に掛かる皆野橋、さらに赤平川に懸る剛平橋を越えて37号線に出て、車道を30分程進む。椋宮橋前道標に従い右の車道を辿ります。バス停がある筈だが何にもなく、うっかり見逃しそうだ。



               野巻の集落からの破風山

       舗装された坂道を上がると左に椋神社が鎮座します。古くから謂われのある神社の様です。境内を散策してその歴史を見るとかなり古いものだと記されている。時間がたっぷりあるので、まぁ、寄り道しながらの山旅で、それもよかろう。



                    椋神社の境内

       破風山は沢山のハイキングコースがあるが、今回は一番長いルートで登るので桜谷の集落に向かう。花粉症でマスクをして登るので、傾斜がきついと息遣いが荒くなる。ジグザグの道を20分ほど歩くと桜谷の集落です。およそ20軒でしょうか?斜面に小さな畑と柚子の木が目につきます。昔からの山村なのでしょうが、どうして生計を立てていたのか、昔の苦労が偲ばれます。



                 桜谷の集落



       村のわき道を辿るとコースの最後のトイレがあり、左の柚子の木の道添いに行くと、再び舗装された道路がほんの少しあり、左の山道が本格的な登山道の様です。舗装道路に沿って草原が現れ番の羊が食事中です。メー?惑じゃ〜と言いながら見つめている。



       南側の斜面が開けていて、秩父盆地が眼下に見下ろされる。武甲山の山容が威圧的に聳えたっていますが、悲しいと言うか痛々しいと言うか、その山裾から山頂までが石灰岩の採掘の為に、無残にも切り刻まれています。 それがなければきっと秩父の盟主とし充分品格を備えた山だと思います。
       


                                 チョット悲しい武甲山
                
       道端の斜面にはこの山里で生活し、生き抜いて人生を終えた人々のお墓が、皆野町を見下ろすように建立されています。墓標には明治から昭和の初期に亡くなった年が刻まれ、この土地で生きた証が記されています。この高台からどのような思いで見つめているのでしょうか?


                 
                     秩父盆地を眺める墓標



                   枯が敷かれた小道



                  東側の尾根にある東屋

       明るい雑木林の小道を右に旋回して、野巻林道の道を合わせて左の登りを行くと、大きな東屋に到着、見通しもないので通り過ぎ、10分ほどすると、手前に小さな赤色の祠がある626mの破風山の頂上です。南側に、その雄々しい武甲山や秩父の山並みが連なっています。



                  破風山の頂上 


                  
                   山頂から秩父盆地を眺める

       充分展望を楽しんで、札立峠に向かう。峠の道に真ん中に小さな弥勒菩薩像が置かれておりました。このあたりからハイカーが多くなり、殆どのパーティーは風戸や水潜寺方面に降りて行きます。ガイドブック推薦の大前山に向かい、岩場も出てきて楽しい登りで良い気分。


            
                  鞍荷山への鎖場



                 札立峠の菩薩像

       やがてこのルートの名物奇岩・如金(ニョッキンボー)が現れる、小さな岩塔ですが存在感が抜群で、尾根上の真ん中にドシンとそそり立っています。思わずクライマーの血が騒ぎ、肩の痛みも忘れてチョイの間のボルダリング?フラットソール持ってくればよかったな?大前山の山頂まで鎖場や結構な岩場の道が続いて最高!クライミングの出来ないストレス解消だ。





                 さてボルダーグレード6級くらいか?

       さてここまでは順調な山登りでしたが、尾根上から眺める両神山や二子山に気を取られて、天狗山からの尾根道を直進したらしく、道を誤った。何だか踏み跡に違和感を感じたものの直進、西側の下降路で気が付き引き返す、10分程無駄な時間を費やした。




                 天狗山の西斜面からの二子山

       大前山方向に戻り、小前入り口で小休止してひと段落すると、「アッ、カメラがない!」、大前山からの間違えた道程で「落としてしまった!」。ザックをデポして、再び先ほどの間違えた道程を辿りながら探しに行く。青いケースカバーの姿は見えず、きっと谷底に落ちてしまったに違いない。登り下りでおよそ40分のロスだ。



       落胆しながら諦めて戻り、デポ地点の道標の頭を見ると、青いカメラケースが?「えっつ?どう言う事??」誰かが拾って置いてくれた!ってことはないか!烏天狗がここに置いたか!って事もないようで。どうやら真相は、道迷いからほっとして無意識に置いてしまい、腰に装着した筈のものが無いと頭が真っ白になってしまったらしい。これぞ(大前)オーマイゴット!



                   いったいどこを見ていたのだろう?

       昔山の会の山行で、頭にヘッドランプを付けて「私のヘッデンが無い!」と大騒ぎしたお方の事を笑えない。う〜ん、全く今日はどうかしている。そしてどうかしている最終章、最後の下降路も間違えて、舗装道路を横切って行くべきところを、そのまま降りてしまう。行けども行けども上沢部のバス停に着きません。これでトリプルミスだ。朝の肩の痛みが暗示していたのかもしれません。


                
                   大前の集落からの遠景


                  
                    この橋に来なければ行けなかった

       気を取り直してひたすら水潜寺を目指す。幸いにも早い時間で出発したので、ロスした時間が当初の予定に追いついた感じだ。舗装道路を40分ほど歩いて、ようやく水潜寺に到着。遅い昼食のパンを頬張る。時間もあったので、お守りと秩父34札所の手ぬぐいをお土産に買いました。







       ゆっくりと境内を散策して、小石の写経もし本堂でお参りし、町営バスに乗って皆野町へ戻りました。いやはや本日は思い出に残るハイキングで良いトレーニングになりました。


          
                   ボ〜ッとしてはいけません


      大霧山

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          どうやら昨日が春一番だったらしい。平年の気温に戻った良いお天気で、本日は奥武蔵の比企三山と称せられる大霧山に登ってきました。低いながらも秩父の街並みの展望と、ちょっぴり歴史を感じさせる、静かや山旅を楽しんできました。

         Fみの駅で急行に乗り換えて、小川町へ。駅前からの白石車庫行きのバスは、ハイカーで一杯。あらかじめ1本前の電車に乗って正解だ。団塊の世代がどっと退職して、手軽な山登りに趣味を見いだしているのでしょうか?熟年の年代が目立ちます。バスで行くハイキングも久しぶり。しかしバス代が結構な料金で驚きました。







         橋場のバス停で下車。チョットした広場があって車を止めて登る人もいるようです。小さな公衆トイレがあって、ハイカーには行き届いた配慮が嬉しい。9時40分に出発。槻川に掛かる粥新田橋を渡り、舗装された道路を忠実にたどると、左に大げさな釣り堀の看板。そのすぐ右側に粥新田峠への道標が見える。

         鬱蒼とした杉林をゆっくり歩くとやがて空が開け、高原状の先ほどの舗装道路に出ます。民家も疎らに点在するその脇に、寂しげに何かの碑が建立されている。大きく二手に分岐したあたりが栗和田の集落で、柑橘類等の無人販売所が設けられて、このあたりの生活が垣間見られた。







         大きく右に曲がった角の軒先から左の小道を進むとまた舗装に出て、10分ほどで粥新田峠に到着です。小さな東屋が建てられ、登山届のボックスも置かれている。因みにここは日本武尊が「粥を煮た」と言う伝説があるけれど、あまたある「日本武尊」伝説、そのすべてが真実とすると、日本武尊はスーパーマンだ。



         むしろ、その昔川越方面と秩父との交易で栄えた峠と云うのが実際の話。秩父盆地では機織りが盛んで、多くの女工さん達が、小川町方面からこの峠を越えて働きに行っていたらしい。何だか「ああ、野麦峠」のフレーズを思い出します。



         峠の北側には記念碑が建てられています。この碑は、昭和57年に秩父事件をモデルにした「山襞の叫び」のと言う映画を自費で製作し、使われなかったフィルムを捨てるにしのびず、事件に関わるこの峠に埋めて祀ったと記されています。きっとこの地を揺るがした、大きな事件だったのですね。

         10分程小休止して、大霧山への尾根道を歩きます、右側が開けて秩父の街が一望できます。途中一部凍っていたりしていますが、明るい尾根歩きで気持ちが良い。頂上直下の階段状の急登を登り終えると766mの頂上に着きました。



         頂上からの展望は素晴らしく、西側に奥秩父の山並みが現れます。とくに両神山がどっしりしていて存在感があります。さらにその北には、二子山の西岳と東岳のシルエットがくっきり現れて、何とも複雑な心境です。ベンチの横の草原では、何人ものパーティーが昼食をとって賑わっていました。





         私も暫し休憩、おやつを食べてエネルギーを補給し定峰峠の道を辿る。自然林の明るい道だ。東側には一面の放牧地で登山道に沿って鉄条網が張られている、いったい何の放牧地なのだろうか?やがて再び平坦なカヤトの桧平を経て、定峰峠に到着です。石祠があり直進すると新定峰峠に行く。



         左に降りて間もなく舗装道路に出て、10分ほど歩くと右に経塚への道標があり、緩やかな小道が続いています。快適に歩を進めますが、木立に妙な光景を見ました。大きな木にまるで蛇のように巻きついている木があります。どうしてこうなるのか理解できません。巻きつく方は良いけれど、きっとはた迷惑でしょうね〜。気味悪り〜。





         で、3時間ほどのコースタイムで経塚のバス停のある集落に降りて来ました。標高は700mクラスのお山でしたが、展望がよく歩きやすい道のりでした。

        大高山・天覚山

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            前2回とも東武沿線の山に登ったので、今日は指向を変えて西武沿線の奥武蔵の山に行く事にしました。そしてもう少し高度のある山と云う事で、「埼玉県の山」のガイドブックから大高山を選びました。



           昨年足繁くクライミングで北川の岩場に行った、同じ時刻の電車の乗り継ぎです。武蔵野線は東京競馬が開催されいてA台駅から立ちん坊です。所沢からはいつもの快速急行で吾野駅まで。西武線は空いていて、沿線の街並みが朝日を浴びて輝いている。



           8時15分に吾野駅に到着。駐車場をストレートに直進、小さなトンネルを抜けて線路の反対側に出るが、このトンネルが判りづらい。一旦階段を下りて回り込んで行くのですが、まるでおとぎの国に設えてあるようなホントに小さなトンネルです。しかも暗いので夜は怖いだろうな〜。



           山裾に造成された墓地(法光寺メモリアルパーク)に沿って行くとすぐに登山道。案内板が控えめに立てある。杉林のジグザグした結構な急登を快調に歩を進める、ハイキングの再開で少しは足腰が鍛えられたか、息も上がりません。鬱蒼と立ち並ぶ暗い杉林を40分くらい登ると前坂峠に到着です。





           気持ちの良い尾根道を辿り一旦降ると林道に出、案内板に導かれて再び尾根道をひたすら登ります。結構急な小ピークを2つばかり越えると、標高493mの大高山に到着です。ここまで人に会わず静かな山旅でしたが、休憩して水分を補給していると、山岳ランの青年に会いました。



           同じコースを走って?来たと言うので多分1本遅い電車なのでしょうが、すごいスピードで登って来た事になります。何やらメモをしています、聞くとコースタイムを書き込んでいるようで、長谷川カップ等にも出ているようで軽快なスタイルです。とても感じのいい青年で、写真をブログにアップする事を快く了解していただきました。青年は飯能まで行くと言う、若々しく疾走して風の様に消えて行きました。


           気合を入れなおして天覚山への稜線を辿る。ここからの尾根道がこのコースのハイライト、気持ちのいい山歩きが楽しめる。いくつかのピークを踏みながら静かな山歩き、聞こえる音は野鳥や風の嘶き、そして遥か下界の奥武蔵の山並みを畝って走る秩父線の電車の音。


           
           やがて傾斜が緩んで大岩が出現する、岩の右側を巻いて行くのが普通だがクライマーは敢えて直登、「危険」と記された下降もなんて事のない岩場だった。暫く尾根道を歩いて振り返ると、大高山が低山でありながらもその急峻な頂きを天に突き刺している。

           

           基本的には尾根歩きだが所々痩せていて、油断は出来ない。また杉の大木が何らかの理由で薙倒されていて、自然の力の脅威を思い知らされた。アップダウンを繰り返しながら高度を上げると露岩を右から巻いて木立の中の天覚山の山頂に立った。


           
           この山頂で暫し大休止、西側が開けていて、棒ノ折山、大岳山、三頭山、御前山等奥多摩の山々が悠然と聳えております。視線を東に移すと、武蔵野の大地がどっしりと横たえております。先日の降雪で雪が残っていると思い、軽アイゼンを用意したが、ほとんど雪はなくとんだお荷物だった。



          下りは2手に分かれているが、左の尾根道を行く事にした。明るい坂道を一気に下る、西側が開けていて東吾野の集落を望みながら、静かに降ります。途中何度かクシャミニ襲われスギ花粉の飛翔が始まったようだ。程なく沢沿いの道と合流して、アスファルトの車道に出て山登りの終了。およそ3時間程の道程でした。



           東吾野の駅前には、「吾野原木センター」があり、この地方が林業で栄えている事を物語っています。実に立派な杉の木が、林業労働者の手によって綺麗に選別されて積まれていました。
           


           今日の山行は、結構アップダウンがあって、良い汗をかきました。何だか、クライミングの出来ない憂さを晴らすような前回のハイキングと違って、邪念の無いハイキングの楽しさを久方ぶりに思い出しながらの、山歩きだったような気がいたしました。山歩きのモチベーションは確実に上がっている。



          大高取山

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              大高取山の玄関口の越生は、クライミングで聖人岩に行く時に必ず通る街です。山歩きでこの街を訪れるとは夢にも思わず、久しぶりの静かな駅前の佇まいに浸って歩き出します。



             駅前の道を直線に進むと法恩寺と云う寺に突き当たるが、右に見送って30号の道路をそのまま歩き、信号2つ目の小道を右に曲がると大高取山への案内標識が現れて、ひとまず安心して山まで行けるようです。意外に街中の道が間違いやすい。





             大橋川の小さな流れに沿った小道を行くと長閑な里山になり、所々に民家が立ち並ぶ。明るい太陽を背にして気持は良いが、丘に立ち並ぶ杉の木は赤茶けて、花粉の飛散を今か今かと催促している様子が気に入らない。




             やがて「ゆうパークおごせ」との分岐を右折して、程なく虚空蔵尊の社に到着です。折角なので5・60段の階段を登りつめてお参りします。村の中年の女性が階段を綺麗に掃き清めておりました。案内板には「知恵と慈悲が大空の様に無限にある・・・・・、能満、知満、福満と云う3つの虚空蔵様を1つに祀ってある為」と書かれている。



             知恵と慈悲か〜とか思いながら、先の本格的な山道を辿ります。道はまだ雪の気配もなく歩きやすい杉林です。30分ほど歩くと柚子の木が立ち並ぶ民家の軒先に出て、爽やかな柚子の香りがします、そういえば柚子畑とガイドブックに書かれていたのを思い出しました。



             一旦アスファルトの道に出て曲がりくねった道を行くと桂木峠です。右側の階段を上がると桂木観音です。境内は積もってはいないけれど、雪の影響でしっとりと濡れています。このコースで唯一の展望の得られる高台から、都心の高層ビルがかすかに見えます。





             桂木観音の仁王門は、719年の行基菩薩の作と云うから気の遠くなるような昔だ。休憩場所もないのでお宮の階段で小休止、水分を補給して出発。歩き始めてすぐに薄暗い杉林、登るに従って積雪があり3・4cmくらいでしょうか。ロードサイクルの若者パーティーが自転車で追い越して行きます。



             やがて大高取の分岐、幕岩展望・無名戦士の墓を右に見て山頂へ、このあたりの積雪は7・8cmくらいはありそうです。あっという間に376mのなだらかな山頂に、展望は全くなく薄暗い広場にはぽつんと三角点の山標が建てられていました。


             
            下りは越生梅林の道を辿ります、この道も結構な積雪がありましたが、歩きやすく平凡な下りで駆け抜けるように降りてしまいました。途中で2・30人ほどのパーティーに会い、人気のあるハイキングコースなのでしょう。梅林にコースタイムの半分のスピードで下った事になって、下りの足はまだ健在だ。

             越生梅林に寄ってお花見の最適時を確認して、バス道路を駅に向かって歩くと、造り酒屋「佐藤酒造」の看板。勿論お寄りして色々お酒の事を伺い、お勧めの地酒をゲット。焼酎は置いていないので、「搾りたて一番酒」を購入する。他にも花見酒が期間限定で置いてありましたが、これはお花見に取っておきましょう。




             
             本日はお天気に恵まれ、気持ちの良いハイキングでした。3時間ほどの行程で、チョットしたスノーハイキングの気分も味わい、満足いたしました。次回は少し骨のある山に行きたいと思っています。

            官ノ倉山

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               薄曇りの日曜日、何年かぶりに山を歩いてきました、と言ってもほんのウォーキングに毛の生えたようなハイキングで、久しぶりに自然の佇まいに触れて良い気分転換になりました。


               目指す山は官ノ倉山。全行程3時間ほどのコースタイムのお山です。8時頃に家を出て東武線の電車に1時間ほど揺られて東武竹沢駅に到着。駅周辺には地図など必要がないくらいコースを示す標識があります。

               その標識に導かれて歩き始める。一体何年振りだろうか?等と考えながら里山のK部と云う集落を通る、以前所属していた山の会で活躍し、若くして病に倒れた岳人の顔が浮かんだ。里山は自然の香りがする、とても良い気分です。



               30分もすると、本格的な山道になり水面が緑に彩られた天王池に到着、池の前面に大きな真新しい立派な東屋が立てられている。来る途中にも建てたばかりの立派なトイレがあったが、このコースはハイカーには充分過ぎるくらいの配慮がなされている。

               本格的な登りになって、久しぶりの山登りに心肺機能が追いつかずペースダウンして、ゆっくり歩くことにした。あたり一面の杉林は、花粉症の私には見るのも嫌だが、まだまだその赤茶けた花粉は飛ぶ様子もなく、よどみなく歩くと急登になり空が明るくなってきた。



               程なく官ノ倉山の山頂に到着。すっかり木々が伐採されて豊かな眺望が楽しめるが、無残に切り倒された木々を見ると、何だか複雑な気もする。ベンチに腰掛けて水分を補給する、1人の男性が携帯用のアンテナを立てて無線交信をしている。

               10分程小休止して石尊山に向かう。まるで双耳峰の様に石尊山は近くで、10数分で山頂にたどり着いた。標高は官ノ倉山と偶然にも全く同じの344m、小さな祠が祭られて、信仰の山である事を物語っています。低山の割にはここも展望がよく、晴れていると遠くの街並みがよく見えるはずだ。



               デジカメの写真を撮って山を下る、直下に鎖場があるけれど、しっかりした道でよほどの事がない限り滑落する気はしないが、初心者には必要な設置なのかもしれない。快適な下りが続き、30分ほどで北向不動尊に着いた。

               ここには三十六童子碑が鎮座していて、その昔年貢が納められず、やむなく村から出て行く事になった三十六人の村人を童子として祀られています。貧しい土地で厳しい生活を強いられていた秩父地方の昔が偲ばれます。



               やがて山道が終わり小川町に向かって「ふるさと歩道」を辿ると、黄色い春の花がちんまりと咲いております、何と言う花でしょうか?小さい春を見つけました。梅の花はこの辺では三分くらいでしょうが、街中で見た一本の紅梅は見事なピンク色に染まっていました。


               駅近くの道沿いに造り酒屋を発見、酒好きにはスルー出来ない佇まい、小川町の地酒をお土産にして3時間ほどのハイキングを終えました。このくらいのコースだとチョット歩き足りないかなとか思いつつ、気持ちの良い山歩きを終えて帰りの電車に乗り込みました。



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