爆弾低気圧

0
     
      
            8月 8日(日)    晴れのち曇り    甲府幕岩

     前日の大敗退にリベンジすべく、マグロ軍団の誘惑に打ち勝って本日もまた甲府幕岩に通う。今日は体調も良く、緑に囲まれたアプローチを気持ちよく進む。曇り空で気温も低く、朝方は風も吹いていると寒いくらいのコンディションです。



         アプローチの途中岩陰に    安全を願っているのでしょうか?

     森の散歩道の木立にお店を広げて、さっそく「てるやまもみじ」10.A/Bと、「メイプルの涙」10・Cをアップで登る。もう何回も登っているはずだがこのグレードにしては、なかなか怖いルートで慎重に登ります。とくに「メイプル」の最後は直上するのが難しく、本気モードになってしまった。


     
     O方さんとT田さんは「深海の幻想」11・Aに挑戦、T田さんは前回ムーブを固めて、今回はサクッとRPをひそかに狙っています。O方さんは初見のルートです。ムーブの組み立ての難しいルートで、左のカンテをどう使うかがポイントで、1撃するのは難しい。取りあえずT田さんがヌンチャク便で登ります。



              T田さん「深海の幻想」のヌン掛け便
            
     私とI田さんは昨日トライするつもりだった「爆弾低気圧」12・Aにトライすることに。I田さんに「ヌンチャク掛けましょうか?」の配慮にも遠慮して、ヌン掛け便&本気便のつもりでスタートするが、何と最初の3ピン目で早くもテンション?すっかり登り方を忘れている。OSトライでもレストポイントまでは問題なく行けてたのに、大ショック。その間にT田さんが「深海の幻想」をRPしたと言う情報が。


     その後も全然ムーブを起こすことが出来ず、6ピン目あたりから「ガイチ」でもヌンチャクを掛けられずに、ヌンチャク便敗退です。一旦ベースに戻ってプリクリ兵器を持ち出してのヌンチャク便で、ようやくトップアウト。しかしこれほど登れないと、凹むと云うよりこのままトライして回収できるのだろうかと心配になりました。



        ここからの極小カチの連続    右のツマミカチからの1手が核心

     で、相談してロープを抜かずにトップロープでトライして、ムーブを固めることにした。それでも2便目やはり下部のラインのホールドが見つからず、右の「トカゲ北上」のホールドを使ってレストポジションに到達。「あのラインはまずいんじゃない!」と後にT田さんにご指摘を受けました。


     3便目に登ったI田さんに、苔むしていて自分の目線から見えなかったホールドを、チョークでマークしてもらった3便目、嘘のように楽に登れる、たぶん以前はこのムーブで登ったのだろう。6・7ピン目の核心のパートも何とか繋がって、TRではあったが何とか1テンで抜けられるようになった。


    まぁ、取りあえずムーブもつながり良い感じになったので、次にはRP!の感触はあるのですが、その次と云うのがいつになるのかが問題で、また1年も触らないと忘れてしまう?というパターンは避けたい、10月ころにはまたチャレンジしたいものです。

     

          今回もまたまたPちゃんに会いました     お疲れのようで・・・・ 

    ジューンブライド

    0
                   
                 8月 7日(土)  晴れ   甲府幕岩

       他のエリアが混んでいそうなので、今日は甲府幕岩です。T田さん、O方さんの課題にお付き合いして、そのあと爆弾低気圧を本格的に攻めてみようという算段です。


       金曜日の夕方に植樹祭公園に到着して、先発隊の「マグロ」軍団と合流、その日はとんでもない豪雨に見舞われて、ヌンチャクの回収も出来ないくらいの突然の大雨だったらしい。N川さんパーティーは、本日はカサメリに向かいました。


       お互いに健闘を祈ってそれぞれのエリアに向かう。増富温泉への道を送って、金山平から十賊峠から樫山林道を抜けていつもの駐車場に到着。約40分ほどの道のり、材木を運ぶトラックに導かれてノロノロ走ったためか、T田さん、O方さん車酔いで気持ち悪そう。


       「HIVE」10・Aを登って早速「ジューンブライド」11・Bにヌン掛け便、2年前に2便でRPしているルートなので、軽く登れるだろうと高を括って取り付いたは良いが、「アルローチ」の上3ピン目からムーブが怪しくなり、完璧にセミ状態になってしまいドテンション。



           如何にもパワーでねじ伏せようとしています  弱点発見

       RPした時のムーブを完全に忘れていて、しかも何度やっても出来ないので、ヌンチャクつかんでゴボウで登りやっとこさヌン掛けと言う体たらく。昨年豊饒の森エリアの「シリコムカムイ」10・Dでも同じ経験をしたのを思い出しました。OSしたり、少ない便数でRPしたりしたルートが登れない?凹んでしまいます。


       都合3便出して一番いい感じで登れた2便目、最後の核心の将棋ホールドを右手で取るムーブを忘れ、再登ならずの大惨敗、ジューンブライド恐るべし。結局最後にI田さんが渾身の登りで全滅を免れて、トータル全員で1勝9敗。「爆弾低気圧」ところではなかった。



             ジューンブライトO方さんのOSトライ

       気分一新川上村のヘルシーパークで一風呂浴びて、ナナーズで買い出し、夜の焼き肉パーティーに乱入して、今回の大イベントの開催です。P2の仲間たちが大挙集合しての大宴会、N川さん夫妻が準備してくれた、バーベキューに舌鼓を打って、喧々諤々お酒も入って楽しい一夜でした。中には呂律がままならぬ方も見受けられましたが、まぁ、たまには良いでしょう。
        


          焼き肉パーティー花盛り   中身の濃い反省会です
       

      深海の幻想

      0
                 甲府幕岩(7月 18日)

         ほぼ1年ぶりくらいの植樹祭エリアで気持ちの良い朝を迎えました。今回は管理棟側のエリアにテントを張り、そこそこのクライマー、オートキャンパーで賑わっています。おにぎりとT田さん手作りのロールキャベツを温めて朝食、自然に囲まれて至福のひと時です。



                       色とりどりのテントサイト

         朝露に濡れたフライを乾かし、テントサイトを散歩。甲府に転勤になったS田さんにお会いする、昨日の情報を伺い甲府幕岩は空いていて登り放題だとか。ただし陽の当たるエリアは暑さを凌ぐのが大変のようだ。U野さんに出発の時間をメールする。


         遠回りになるけれど、I田さんの新車ボルボには優しいクリスタルラインから行くことに。天気は上々曲がりくねった道を1時間ほどで駐車場に到着。予想どうり車は4台ほどでまったく空いている。U野さんTN田さんと「メルヘンランド」で合流してクライミング開始。


         U野さんは「ジューンブライト」11・Bが狙いらしく、まずは「ペンタゴン」でアップを済ませて、「サイコモーター」11・A/Bにトライしたが難しかったということでした。我々も「ペンタゴン」を登り、続いて「HIVE]10・Aを3人で登る。調子はまずまずといったところでしょうか。



              ジューンブライトを登るU野さん

          「サイコモーター」がセッションになってトライする羽目になったが、登り口の核心のムーブが判らず結局離陸できずに撃沈した。ただ一人I田さんがスマートに核心を超えてトップアウトしましたが、スタートのボルダームーブが11・A/Bというグレードにしては厳しい。


         本日の甲府幕岩は緑の木々に囲まれて、静かな森のたたずまいの中でクライマーも10人程度でしょうか?どこのエリアも登り放題です。小川山から転進してきたクライマーの話では、駐車場が満杯で入場できなかったとか、やはり連休の小川山は大変のようだ。



               アップで「HIVE」を登る

         昼食後「今日の目標のルートには?」I田さんに促されて、森の散歩道のエリアへ、「スパイラルリーフ」を通り過ぎて課題の深海の幻想」を見上げる。昨年の印象とはずいぶん違っていて、11・Aにしては手掛かりがなさそう。オブザベで観察するがムーブが想像できない。


         さっそくOSトライ。2ピン目まで階段登りだが、3ピン目のハングのアンダーから右のカチをとってのクリップが遠く万事休す、OS不発の最初のテンション。左のコーナーにキョン足を使うのだが、足の位置と右足のバランスを取らないと腰が浮いてしまい、核心の左のカンテのカチホールドが保持できません。


         中盤のこの3・4ピン目がこのルートの核心部で、上部のパートはそれほど難しくはありません。結局1便目はムーブを繋げることが出来ずに、トップアウト。OSどころかRPの感触も有りません。I田さんも、T田さんも枕を並べて撃沈、甲府幕岩恐るべしである。 



              深海の幻想11.Aを背景にPちゃん

         2便目もいろいろ遣ってみてムーブが解決したか微妙な感じでトップアウト。ダメもとの3便目に必死の思いでよもやのRP。核心のカンテのカチからのクラックのガバにギリギリ届きました、クライミングとは不思議なものです、すでに筋力は限界だったのですが、3便目で、体がルートに馴染んだということでしょうか?I田さんも回収便のつもりでこれまたRPで締めくくり、終わりよければすべてよし。



            深海の幻想11・AをRPしたI田さんの登り

         で、今回以前有笠山でお会いしたクライマーのアイドル猫ちゃん「Pちゃん」。お猫ちゃんにしては好奇心満ち溢れたその仕草に、みなさんいっぱい癒されました。「Pちゃん」またどこかで会いましょうね。



           甲府幕岩のアイドル猫ちゃんPちゃんです

        若緑の甲府幕岩

        0
           

          本物の新緑が綺麗な幕岩にまたまたやってきました。このところすっかり幕岩ずいています。あたりの木々のすべてが緑一色に染まり、静寂な森の佇まいとけたたましいほどの春蝉のシンホニーが心地よく体に沁みこみます。クライミングも良いけれど、ここは何故かいるだけでも幸せな気分にさせてくれます。

               1日目      ジューンブライト

           今回のメンバーは、I田さん、T田さん、S谷さんのパン2日帰り組みと、K合さん夫妻です。外岩3連荘の幕岩にも慣れて、高グレードにも挑戦できるようになって来ました。アップに「ハイブ」10・Aと「ダダ」10・Bを登る、「アフリカ象が好き」12・Bを触る前に、ジューンブライトをオンサイトしてと思いきや・・・・・。



           
           核心部でド嵌まりしてしまいました。甘く見ていたわけではないけれど、ムーブを間違えると登れないと言う典型です。まだまだホールドの見極めが甘いです。テンションでムーブを探るも良い形が見つけられず苦労しました。オンサイト出来ず、やっとこさ2便目のRPです。

           
           H谷さんはブンブン飛び回る蜂の攻撃にも負けることなく、ハイブ10・Aを果敢にトライします。長くて登りやすくとてもいいルートです。



           
           今回来れなかった先生の推薦ルート「アフリカ象が好き」、にKさんたちがトライしていてクイックドローが掛かっていたので、お断りしてどんな按配か?兎に角触ってみる。まあ回収もしなくて済むし、これ幸いにと触ってみたが・・・・・・・。


           下部から1手1手が悪く、遠いホールドを目一杯伸ばして取りにいかねば成らず正直言って厳しい。12・Bは常に直上するムーブに付けられていて、カンテの右に回ると1グレード落ちるがそれでもムーブは繋がらず、結局トップアウトも出来ませんでした。


           この日はなんだかパンプのジムの常連さんが一杯で皆さん顔馴染み、クライミングの世界はせまいよね〜。

           


                    ピリカ 10・B/Cを登るT田さん 


            2日目    爆弾低気圧

           梅雨の晴れ間で今日もお天気です、本日はオンリーワン11・Dをやるか爆弾低気圧をやるかで、心が揺れ動き結局グレードが甘めと言われている爆弾低気圧にチャレンジすることになった。


           その前にアップで、「メイプルの涙」と「てるやま紅葉」を登りました。アップにしては「てるやま」は中々のルートで核心部はデッド気味になったりして、幕岩の10は侮れません。

           

                  「てるやま紅葉」10・Bを登るMみさん  


           課題の前にもう1便「30へのアプローチ」11・Bをオンサイトトライ、一見易しそうに見えますが登るとところがドッコイ直上するのが厳しく、多少右目に行きました、と云うのも下から激が飛んできて、右に行き過ぎると振られて危ないと。何とか登ったものの、後らのパーティーの「10・Dくらいじゃないの」との認識とはかけ離れています。


           いよいよ本番爆弾低気圧12・Aにマスタートライ、気合を入れてスタートいきなり4手目くらいから難しい、パワーで何とかレストポイントまで行って3ピン掛けて小休止、ここまでが下部の核心なのかな?と思ったがただムーブを間違えて難しく行っただけのことだった。



           オンサイトが掛かっているので慎重に、充分レストして核心部に向かうが4ピン目のヌンチャク掛けが厳しいバランスを要求され、相当のパワーを使わされる。




          何とかぎりぎりで掛けてクリップして、一見何もないようなセクション、ここで足置きに無駄な時間と筋力を使い果たし、堪えきれずのテンション。やはりマスターは辛い。



           テンションで充分休んでムーブを探るが、核心のムーブが判らず5ピン目が掛けられない完全なる敗退。結局人工でもヌンチャクが掛けられないままトップアウトも出来ない体たらく。 3便目で何とか抜けられて、次回には希望が持てます?それにしても自然の岩場の12クラスのオンサイトは夢のまた夢のような気がします。         

          新緑の甲府幕岩

          0
             目にも鮮やかな新緑の幕岩に再度やってきました。今回はオンサイトトライで話にもならなかった「安近短」12・A/Bの懐に抱かれてみようと・・・・。

               1日目    プロローグ

             林道から眺める自然林は前回よりもその緑を一段と色濃く、無垢な幕岩の空に映えています。駐車場には先日も出合ったパーティーが先着していて、この時期幕岩は人気エリアになりそうです、案の定続々とクライマーやってきました。

             まるで示し合わせたかのように、F原さんとO岩さんのスクールも来訪、老若?男女みなさん楽しそうにクライミングを堪能しております。



             Mさんが所用で来れなくなったため、K合さん、先生の男集3人のパーティーで 
            アップを開始。イエローマウンテンを登る2人。私は取り敢えずアップをかねて、「動物がイッパイ」10・B、「木の実がイッパイ」10・Cにオンサイトトライ。「木の実」の核心で嵌りそうになり、先行きが危ぶまれる。


             今回は先生も「安近短」の宣戦布告、でどろどろの戦いに火花が散る。前回はムーブすら出来ずに敗退したが、1便目丹念にムーブを探る。何もないように見えたフェイスに細かいカチや、ポケットが意外なほどあることにきずく。




             使えそうなホールドに手当たりしだいチョークして、ムーブを起こしながら登ってみるが、なかなか一筋縄にはいかない、総じて4ピン目までの手順が12・3手で核心部が7手目からの遠い右サイドのカチと、9手目の左指1本のポケットからの右乗り込みのカチとり、そしてまた右上のいいカチを取って核心が終わるけれど・・・・。


             やはり12・A/Bともなると難しいムーブが連続してくる。 テンションしながらのムーブ探りで、通して登ると足捌きが上手くいくのか、まあ取り敢えず繋がりはしたけれど・・・・・・。


             四苦八苦している私の登りを見ていたF原さんが急遽参戦です、流れるような無駄の無い登り、何んと2つ目の核心のムーブ極少のカチホールドをガストンでとりました、思わず私「ほ〜、カチガスだ!」と命名して、新たなクライミング用語が生まれる。



             
            この核心のムーブは私にも使える、こうなったらパクリと言われようが断固実践。しかし流れの中では上手くバランスが取れないので、やはり足捌きが重要になってきます。ようやく3便目で納得のいくムーブにまで進化して来たところで雷が鳴ってきて終了。

               2日目     エピローグ

             前夜かなりの雨で岩場の状況が心配ですが、幕岩は雨にも強い。乾きが早いし被ったところの下部は濡れてもいない。「安近短」は核心部がやや湿っているので、時間を置いて私は岩場の見学にエリアを見回る。「森の散歩道」「メルヘンランド」どのエリアにも魅力的なルートが一杯。



             朝一でK合さんと先生「ピリカ」10・B/Cを登っています、前にも登ったのですが直登するとイレブンにもなってしまうという厄介なルート。試しに直登しました。方向を見誤ると嵌る理由がわかります。



             先生は「ジュベリンクス」11・Dに転進していて、昨日のトライでも核心のムーブ作りに苦労していましたが、本日は長ヌンチャクで用意万端。1便目にてムーブは出来上がっています。


             「わささび」10・Bを登ってアップを終えて、乾いてきた「安近短」に1便目のトライだが体が思うように動かない、1日経ってムーブも忘れている、頭悪〜。折角苦労して繋ったのに、まだ体と岩との一体感が出来ていないようです。


             コーヒータイムで一服して先生いよいよ「ジュベ」の本気トライです。1ピン目がランナウトしているが易しいので問題なくクリップ、2ピン目を取って最初の核心もクリアしてレスト、これからストレニュアスなムーブが続く。



             4ピン目の、長ヌンチャクが利いてクリップで突っ込みの体制が整い、果敢に突き進む、最大の核心部で何にも見えない左足のスメアで堪えて突破、そして終了点です。見事なRPです。見ている私にも感動が伝わります。いい刺激が入りました。



             乾坤一擲のクライミング、降りてきた先生の指先には鮮血が滲んでいます、激戦の様子を物語っている、正に血の滲むような戦いです。

                        

            凝灰岩の幕岩はホールドの突起が鋭く、指先が磨り減ってそんなに何便も出せない。ここでは指先は消耗品。2便目では9手目の左中指1本と右カチのレストで足がはずれ、思わぬテンション。頑張れなかった分だけもう1便出せそう。


             心を落ち着かせて3便目、これが限界で今回の最後のトライになりそうなので気合が入る。声も出して取り付き、第1の核心のムーブ足で乗り込めてメリハリのクライミングだ。例の「カチガス」もパクッてデット気味に右の利いたカチが取れ、後はアドレナリンでまくりのクライミング、何とか難所を乗り越えた。

             その上は10・A位のスラブ、余韻を楽しみつつ慎重に登り終えて輝かしき?、国内初の12・A/BのRPの達成です。我ながらいいクライミングが出来たと思う。

            甲府幕岩

            0
               連休の3日から甲府幕岩に行ってきました。初めての岩場で楽しみだったのですが、期待にたがわず、取り付きも平ら、日当たり充分、静かで自然がいっぱい、日の出その上グレードも自分にはピッタリと3拍子も4拍子も揃った、素晴らしい岩場でした。


                  
                      1日目   メルヘンランドのエリア 
               朝新宿駅で「あずさ」でんしゃにぎりぎり間に合って、甲府で乗り換え竜王に向かう。甲府の駅では登山者がちらほら、目的の山岳に思いを忍ばせています。私もいつぞやはそんな仲間の1人だったような懐古の念を抱きながら、各駅に乗り換える。


               竜王ではK合さんご夫妻がお出迎え、一路町並みを抜けて岩場に向かう。曲がりくねった山道の萌え始めた新緑の中を進み、ダートの普通車でも心配の無い道を、10分ほどで駐車場に到着。O先生お待ち兼ねでした。


               天気はまあまあ曇り、身支度を整えて早速岩場に出撃。急な下り坂をトレースし、岩場全体をご案内してもらう。美しい凝灰岩がそれこそ幕状に広がり、自然にコーディネイトされていて気持ちがいい。取り敢えずメルヘンランドをベースにしてアップする。


               まずK合さんお勧めの「HIVE」10・Aを登る、アプローチのロングバージョンで気持ちのいいルートです。その後「メイプルの涙」10・C、「ダダ」10・B、ピッコロ10・Dなどをオンサイトして、ベースを豊饒の森エリアに移しクライミング。


               昼食後、下部がいやらしい「ピリカ」10.B/Cをオンサイト、道筋を誤ると嵌りそうなルートで、結構苦労しているパーティーもいました。そして今日の課題「岳でキョン」11・Cにオンサイトトライです。


               何とかオンサイトの記録を伸ばしたい私、純粋の11.Cはまだなので気合が入る。しかしカチホールドで得意系とは思いながら、初見ではムーブを見つけ出せない、核心の1手で右手が止められずフォールです[:がく〜:]。無残にもこの時点で初11・Cは露と消えた。




               「岳でキョン」は、この後今回の最大のバトルへ発展していく第1ラウンドとなるとは露知らず、皆さんチャレンジしていくのでした。

               O先生のチャレンジ、何んと5年越しのトライとか本当かな?所がお付き合いがいいというのか、私と同じく核心で嵌ってしまいました。次なるK合さんも、Mさんも見事に嵌り全滅。幕岩はイメージしていたより難しいかもしれない。


               私の2便目手順は頭に入っている、左サイドのカチホールドに耐え、右足で乗り込み右手が水平ホールドに手が届いたが、保持できずにまたもやテンション、泣き顔何となく雰囲気はあったのですがRPならず厳しい。


               結局何とか3便目でようやくRPしたが、指先がやられてしまい次なるターゲットの「コジマン」11・Aでは1ピンクリップして耐えられずドテンション、その上も各駅になってしまい完全に終わってしまいました。


               夕暮れで撤収、お腹も減り楽しみのK合さんの手作りの料理がまっていました。七輪で焼いたしいたけ、ピーマンそしてみりん干し、極めつけはK合さんがこの山で調達した、新鮮なタラの芽のてんぷらは絶品です。そして飲むお酒も勿論うまい。熱燗
               ただしチト飲みすぎた私には翌日地獄が待っていた。






                    2日目     豊饒の森エリア

               地獄の朝は釜揚げうどんを食べると間もなくやって来た。ムカムカ来たが間に合わず、走りゲロ、胃の中に入っていたものは全て自然の元に。決して強くないお酒をその場の雰囲気に飲み込まれ、気が付くとこのダーティーな有様。冷や汗全くもって学習能力なし!我ながら呆れてしまう、こまったものですなぁ〜。

               岩場でもゲロは続き、岩陰で黄色い胃液まで出した、苦しいったらありゃしない、暫くは寝て曜日?でも無く、全てを吐き出すと多少元気が出てきました。ウコンの元も飲み『落っくゲロは無しよ』と揶揄されながらも「イエローマウンテン」5・9をオンサイト、やる気になってきたぞ。

               しかし降りてきてロープを引くとありゃりゃ、引けども引けども降りてこない?これは完全にやってしまったかなと、観念して再び登る、Mさんに証拠写真も撮られ万事休すです、参ったなぁ。




               で、終了点に行くとなんだ、ロープを右のビナからかけた為、端っこがビナに挟まった状態になっていた。珍しいことも有るのですね。まあ疑いは晴れたが、これは慎重に登らないといけませんなあ。

               ウコンが利いてきたのか、気持ち悪さも消え「わささび」10・Bと「WORK ON」11・Aをオンサイトして、今日の私にピッタリの「ダーティークライマー」にオンサイトトライする。

               ロープ結びOK、折り返しOK、ゲロOKでスタート。下部は何のことも無いスラブ、被りの手前のレストポイントで先のムーブを読むが良く判らない、取り敢えず行ってみてと進むけれど、右のカンテのガバが意外とバランスが悪い、ノーノーここは一旦戻りお酒でいかれた頭で考える。

               再度登るがやはり右手のカンテが気に成りながらも、力ずくでいこうとしたら左の溝にアンダーが掛かるではないか、これで右手がガバに届き進む、次のホールドもガバだがバランス悪く、もう持久力もそろそろ無くなる、最後の力を振り絞ってクリップ、そして終了点。もうぎりぎり二日酔いのオンサイト。やっぱりいかれてますかね!



              さて「岳でキョン」に挑戦中の先生、この日もやはり登れず一度は封印を決め込んだはずだったが、Mさんがこの日のトライで私とは違う絶妙な核心のムーブを発見、力に頼らないスキルがこのとき生まれた、名づけて「岳の」Mさん返しの誕生です。(まぁこの我々4人の中だけの話かもしれませんが・・・・)



               
               この技をまんじりともせず見ていた先生、封印したはずなのに何故か取り付きにはミュウラーが置かれていて、やる気満々。そしてトライ、核心ではやはりそのMさんムーブのパクリで、パクッ難なく解決してしまった。そしてつぎに左トラバースでもMさん「あっ!あれも私のパクリだ」と言って牽制する。いやはや凄いバトルになってきた。



               結局この日はお互いの足の引っ張り合いで共倒れ、明日に持ち越しの様です。まあ見ていて楽しいやら、信頼しているもの仲間同士の面白い一コマでありました。このあと私は「ワイルドとっとちゃん」10・B/Cを登り終了。


               今日は久し振りで下界に降りて、山宮温泉に入りこの2日間の汗を流す温泉、ついでに夕食も頂く。鉄火ドンと刺身定食はメチャ美味しい、お勧めです。今夜のお宿はいろいろ行き違いはあったものの、小泉商店管理の太刀岡山荘。性懲りもせずビールで乾杯、11・Cお祝いのゴチをさせて頂きました。



                 3日目      安近短(12・A/B)

               お酒控えめな昨日、充分睡眠もとって体調は万全、何とかさわりたい12.Aでテンションが上がっています。岩場では昨日と同じパーティーが既に登っている。「なべちゃん」5・9と「アイソメトリック」10・Cでアップする。

               ルートファインディングが難しいという「シリコロカムイ」10・Dを登る、確かに上部でいい加減に登ると、左トラバースが読みにくい、オンサイトが掛かっているので慎重にムーブを確かめ、終了点。

               天気が思わしくなく今にも雨が降りそうですあめ、急いで念願の12・A/B「安近短」に取り付く、下部が核心で細かく足置きに神経を集中するが、やはり12クラスは半端じゃない、2ピン目が掛けられず予想どうりのテンションです。

               ガイチで掛けてムーブを探るけれど、核心のムーブは出来ない、本当に微妙な足捌きが要求されます。雨の心配もあって長々とやってられないので、はしょって上に抜けるが、上部は簡単で、下部のムーブさえわかればRPで来そうです。

               さて「岳キョン」のバトルは、お互いに牽制し合いながらも、最後のトライで先生がRPして決着、先生のパクリ勝ち?パクッ。Mさんは今日で既に6日目のクライミング、指が完全に剥けていてホールドを保持できないところまで来ていました。今回は無理をせずということで痛み分かな。


               今回、初めての幕岩でありましたが、記録も残せてほんとうにいいクライミングが出来ました。これもK合さん夫妻、先生のお陰です。有難うございました。ぴかぴかまた次なる幕岩第2ラウンドが楽しみです。 


              PR

              calendar

              S M T W T F S
                   12
              3456789
              10111213141516
              17181920212223
              24252627282930
              << November 2019 >>

              selected entries

              categories

              archives

              recent comment

              recent trackback

              recommend

              links

              profile

              書いた記事数:1330 最後に更新した日:2018/12/03

              search this site.

              others

              mobile

              qrcode

              powered

              無料ブログ作成サービス JUGEM