穂高に行って昨日帰って来ました
3年前フランスに一緒に行ったT田さんが今回のパートナー
微妙な天気との駆け引き
ねばった甲斐があって、週末穂高行き決行
9月6日(土) ☁ 1日目上高地から徳沢園
高速バスで上高地まで
本当は前夜発だったのが予約のミスで朝出発
途中渋滞に嵌って1時間遅れ13時頃に到着
十数年ぶりの上高地懐かしい
厳しい初日の行程がさらに厳しくなり
結局徳沢園止まりとなる
ところが運よく予約なしでは泊まれない徳沢園
相部屋が空いていてラッキー
大枚はたいてマッタリする事に
この宿は山小屋には有らず
何だかレトロな雰囲気で
お香のにおいが迎えてくれる
相部屋って言っても
仕切りがあってほとんど個室
お風呂もあり
そして極めつけは豪華な食事にはビックリ
T田さん「また絶対来る!」
9時の消灯とともに
就寝、ZZZZ~
コースタイム
上高地13:20
明神池14:10
徳沢園15:00
9月 7日(日)☂後晴れ 2日目 徳沢園から涸沢ヒュッテ&東稜取り付き手前
夜中に雨が降っていたが朝方止んでいた
昨日の予報が良くなかったので5時に起床
名残惜しいがお弁当を戴いて☁空を仰ぎながら
徳沢園を出発
昔懐かしい新村橋を左手に見て横尾に向かう
本日も朝ランの効果か歩みは快調だ
1時間ほどで横尾に到着
お弁当を開いて朝食
徳沢園のお弁当、美味しいよ!
30分ほど休んで身支度を整え
梓川にかかった大橋を越えて涸沢に向かう
通りすがりの登山者とご挨拶しながら
左手の巨大な屏風岩を仰ぎ見る
本谷に切れ落ちるその凄まじい壁には圧倒される
こんな壁登れるのだろうか?とT田さんとため息
やがて本谷橋、下山する登山者もここで一服している
我々も小休止して水分補給
ほんの少し穂高の頭が姿を現す
ここからが本格的な登りで気合を入れなおす
いつの間にか青空が広がって緑とのコントラストが素晴らしい
路は石畳状になったりして歩きやすい
谷が開けたところで一休み
野猿が1頭悠然と河原の石に鎮座している
やがて空が開け、奥穂の頭が見え隠れして
緑の大地に囲まれたテラスから
吹き流しが揺れている
何とか涸沢ヒュッテに到着だ
空を見上げると前穂から北穂までの山並みが
どどーんと迫って来て壮観だ
この迫力はここに来てみないと解らない
北アルプスの殿堂だ!
即刻宿の手続き、夕食のみの宿泊で8500円なり
でも、小屋は空いていて相部屋も8人のところ4人位
ここでもラッキーゆったり過ごせます
暫し小休止して遅まきながら北穂・東稜のアプローチへ向かう
涸沢小屋の前を右に巻いて南稜の登山道を登る
膝に爆弾を抱えるT田さんのペースに合わせてゆっくりと
徐々に涸沢のテント場が小さくなり
東稜取り付きの分岐
がれ場で大小の石ころが重なった解りにくい道
北穂沢をトラバースして
いくつかの支稜を目指す
さて、どこから行くのか迷ったが
トポにある右側から詰めたが最後の登りが悪そうなので
もう一つ右から行く事にした
それでもやはりゴロー登りで
足元がおぼつかない、時間も限界にきて撤退を決めた
おそらく後3・40分でコルまで行けたところだが
まあ〜、東稜の取り付きが解ったので良しとしよう
意外に東稜の核心はこのアプローチかもしれない
しかし北尾根のシルエットは
凛としていてその稜線を色濃くし
男性的な岩壁で迫って来て何とも言えません
古い時代の造山活動とはいえ神々しい姿です
「明日登らせてください!」と心で手を合わせた
T田さん、足の不安もあり
下りはシリセードならぬ岩屑セードで滑りながらの下降
私も岩屑に足を取られて転んだ
普段は歩かない道なのだから仕方ない
何とか涸沢ヒュッテに戻り
テラスで美味しい泡茶と名物の「おでん」を戴いた
ここに来たら、これは絶対です!
大天井からの山並みを眺めながら
涸沢槍や奥穂高を眺めながらのビール
最高!
しあわせ、しあわせ〜
山屋にしか味わえないひと時で〜す
コースタイム
徳沢園6:30
横尾7:30・8:00
本谷橋9:00
涸沢ヒュッテ11:00・12:10
南稜分岐13:35
東稜取り付き手前14:15
涸沢ヒュッテ16:00
続く