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    • 2020.05.23 Saturday
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    木曽駒ケ岳・宝剣岳に登る

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      息子のオサムシを訪ねる旅のついでに木曽駒と宝剣岳に登って来た
      中央アルプスの主峰木曽駒、深田100名山とはいえ
      今はしらび平から2600mの標高の千畳敷カールまで
      一気にロープウェイで運ばれ
      そこから1時間もあれば頂上を極められる

      改めて「日本百名山」のページを開いて記録を見ると
      木曽谷や伊奈谷から登るので当時は大変な山行だったと思われる
      それなのに、3時間ほどで宝剣と二座が登れたりすると
      どうも登山の趣からは外れているような
      深田久弥様には申し訳ないようにも思うけれど
      そう言う自分もその便利さにあやかって登ったわけだ!

      まぁ〜、私は100名山ハンターでは無いので
      どうこう言う筋合いはないのだが
      どうなんだろうか?

      さて昨日は平日でも結構混んでいて
      バスターミナルの菅の台から臨時バスが出ていた
      30分ほど山道を揺られしらび平に到着
      60人乗り、日本の最高標高点のロープウェイで千畳敷カールまで
      ほんの7分で到着

      登山道はハイカーや林間学校の生徒達で数珠つなぎ
      その1団を私にしては珍しく追いぬいて
      伊奈前岳とのコルに30分で到着
      コースタイムを10分縮めた
      ウォーク&ランのトレーニングの効果であれば嬉しい

      ほとんど休憩を取らずに宝剣岳を目指し
      急峻な岩場を快適に登り
      宝剣山荘から15分ほどで頂上に着いた



      空果てしなく碧い、快晴に恵まれ
      南アルプスが眼前に広がる
      おまけの富士山も頭だけ見えている
      甲斐駒から聖・光辺りまでのシルエットが素晴らしい
      改めて山登りはお天気次第だ!
      携帯で聖・光に登る山の会の仲間にエールを送ったが
      届いたかな?

      で、山頂の剣を突き刺したようなピナクルに登るか逡巡する
      登らないと後悔するかなとか
      クライマーなら登るしかないか?とか思ってチャレンジ

      足が竦むがすごすごと起ちあがって、1m四方の頂点で写真を撮ってもらった
      山頂に来てもここまでする人は意外と少ないらしい
      良い写真が撮れた
      暫く南アルプスの展望を楽しんで
      木曽駒へ、下りも快適に岩場を下降
      ほとんど1時間もかからずに頂上
      流石に宝剣より圧倒的に登山者がいて賑わっている

      一般の観光客でも登れる山
      3000m近い展望を楽しめるのも
      ここだけかもしれない
      まぁ、山屋だけの特権でもないか?

      下りは30分ほどでロープウェイ駅に到着
      ところが後2・3分で出るロープウェイの乗り口が解らず
      走り回り大汗かいた
      何とかギリギリ間に合って、息も絶え絶え焦ったな〜
      帰りはスカスカで突き上げる急峻な沢と滝を堪能した
      バスを乗り継ぎ菅の台に到着
      稜線の涼しさはどこに行ったかと思うほどの暑さだ




      レンタカーで30年来のお気に入りの姫木平のペンションに向かう
      オーナーさんが午後不在と言うので
      蓼科の女神湖に立ち寄り
      湖畔を一周する、綺麗なお花や蝶が舞っていた
      湖からの蓼科山が凛としていていい感じだ



      5時過ぎにペンション「木の実」に到着
      早速お風呂に入り
      美味しい夕食を戴いた
      姫木平(白樺湖の近く)は涼しく避暑にはいいところです
      多分、来年も来るのでしょうね
      癒しの旅の3日間でした



       

      小川山合宿で墜ちる2

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        7月13日(日) 曇りのち雨  ストリームサイドエリア

        衝撃的な滑落の翌日、4時に目覚める
        気がついたらシュラフに包まって寝ていた
        週間予報は悪くなかったのに、雲が垂れこめている

        S田さん担当の朝食をいただく
        なんでも我が会の新山行部長H高さんの山行時のお弁当に魅せられたそうで
        鮭、かぼちゃの煮つけ、生野菜、お味噌汁、納豆
        シンプルだが豪華な食事です

        6時前だと言うのに続々とクライマーが岩場に出立
        携帯で予報を見たら午後3時頃から雨だ
        左の薬指が使えない状態では
        「おばさん岩」や「ともだち岩」のセットが出来ないので
        当初の予定を変え「ストリームサイド」に行くことに

        ところがアプローチの渡渉点を見つけられず右往左往
        近くに来ている筈なのに解らない
        「リバーバンク」のエリアに戻って現在地を確認
        再び渡渉点を覗くと岩場が見つかった
        確か丸太の橋があった筈なんだが?

        確認のため一旦ザックをおろして対岸に渡る
        戻って先に皆に渡ってもらって、最後に私が渡ろうとして
        右のストックでバランスを取ろうとしたら
        伸縮性の節目がズル〜ット下がって、掛けた体重もろとも川に「ドボン」

        珍しいものを見るように仲間の目が私に集中している
        全身ぬれ鼠で、泡を食っている状況を
        憐みを持って見ていた(たかな?)
        他人の不幸は蜜の味・・・・・
        やっぱり、今回は何かを持っていた!
        傷ついた心にこれでもかという仕打ち
        塾長!塾長!と言われていい気になっていた代償か?
        あ〜、反省
        着替えするのに戻うろうとも思ったが
        面倒くさいのいで全てを脱いで合羽を着て登る事に


        もう1パーティー来たので
        先に10・Aの★★「Love or Nothin」にセットする
        3本指と、昨日の滑落で緊張しまくり
        3ピン目で息が上がってテンション
        10・Aでテンションは記憶にはない
        気分は最低!

        何とか登りきってトップロープをセット
        降りてきて、ポツリときたか?
        次に易しい10・C「ピットタッチ」を登ろうとして
        一旦下に戻って来たら
        すでに隣のパーティーに登られてしまった!

        左端の「一級掃除師への道」10・Aが空いたのでこちらにセット
        易しい10・Aで皆らくらく登った
        下のルートの「マリリン」5・9をK坂さんにマスターで登ってもらうと
        本格的に雨が落ちてきて、そろそろ限界かな

        最後にと言う事で、すぐ隣の壁に上からトップロープをセットして
        無名のルートをI村さんと楽しんだ
        一見乾いているかのように見えたが、びしょ濡れ、成程ルートがないわけだ
        ルート名も「塩ちゃんがドボン」左が5・7(I村初登)
        「塩ちゃんがドボン」右が5・8、初登ルート完成だ
        ただし、もう誰も2度と登らない幻のルートでしょう

        一緒に登っていたパーティーも撤収して、帰ろうかと思っていたら
        少し小降ぶりになってもう1ルート「ブリジット」5・9+を登った
        12時過ぎになって振ったり止んだり
        明日もあるので撤収した

        帰りの渡渉が待っている、皆靴を抱え慎重に渡る
        決定的瞬間をとらえようとカメラを構えたが
        皆、何事もなく渡りきった
        こんな姑息な考えだからドボンしたのだと悟った

        O川さんとS田さんが先に帰って見送り
        残り4人で「川上村ヘルシーランド」で入浴して
        外に出たら大雨、「ナナーズ」で買い出ししようと思ったが
        この雨では明日は登れないと判断して、撤退することにした

        今年の小川山の夏合宿第1弾は散々な目にあった
        これも普段の行いが悪いからでしょうね?
        第2弾の8月の最終週に向け
        しっかり反省してミスの無いように準備したい



         

        小川山合宿で墜ちる1

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          7月12日から14日まで小川山に行ってきた
          今回はいろいろあって集中力をなくし
          絶対に墜ちてはいけないところで墜ちてしまった
          あってはならない、心の油断
          幸いにも大事には至らなかったが
          クライミングを甘く考えたツケが回った

          7月 12日(土) 晴れ 小川山ソラマメスラブ

          山の会の仲間5人で川越駅に集合していざ出発
          K坂さんとは現地合流、元々の予定は坊抱岩だったので
          予定変更も裏目に出たのかな
          H竜さんとO川さんの車で、上信越道から佐久北インターで降りて、小川山に向かった


          周目平の駐車場もほんの少し余裕があり何とか止められた
          テントを張ったりしているとお昼になり、昼食してからソラマメスラブに向かう
          久しぶりだがアプローチは完ぺき、P2で顔なじみの外人さんもいて賑やかだ

          早速上の段でアップ兼トップロープのセットで、「やわらかソラマメ」5・9+に取り付く
          OSしたルート、ランナウトがとてつもなく怖かった記憶があったが
          登り始めると、それほどの恐怖感もなく、多分登れるだろうと高をくくっていた

          で、3ピン目をクリップして、最後のパートを右にラインを外して登った
          傾斜が墜ちていたところなので、こちらかでも登れると思い
          しかもギリギリのところにガバホールドが見えたので、思わず誘われるように進んでしまい
          焦って手を出そうとしたら、多分右足が滑った
          一瞬周りの景色が変わった、6・7mくらい墜ちた


          ズルズルと言うより、スーと言う感じで墜ちて
          無意識にどこまで落ちるのだろうか?と思った
          不思議に恐怖感もなく、バルジ状のところで足を取られ
          ガツンとロープが張って、体が反転して止まった
          岩に歯が当たった感触があって唇を噛んだ
          起ちあがって体を見ると、至る所が傷だらけ
          あちこちから血が見える、口の中が生臭い
          あまりにも悔しすぎて、続けて登ろうと思ったが
          仲間の「一度降りてきたら!」に思いとどまった

          それほど酷い出血もないし、骨にも異常ないので
          救急に病院に行く程のこともないので、暫く様子見することに
          左手の薬指の先が水膨れになっていて
          摩擦力で火傷した状態になっているのには驚いた

          動揺が収まって、事の顛末を振り返った
          墜ちて怪我したの初めてで、心が折れた
          3ピン目が足下、半端ないランナウト
          絶対に墜ちてはならない所、本当にナメテいた、慎重さを欠いていた
          痛い目に会っていないので、ここで墜ちるとどうなるのかと言う、想像力に欠けていた

          ただし、スラブは慎重に登るのはいいが
          クライムダウンが難しい
          一層の事「反対を向いて走ればいい!」
          と冗談が出るくらいだから

          クライミングを「グレードで判断してはいけないよ〜」
          と人に言っていた自分が恥ずかしい
          自分こそグレードで判断して失敗してしまった
          塾長?の権威は地に墜ちたが、この貴重な体験を総括して
          これからの残り少ない、クライミング人生を豊かにしたい



          さて、仲間達は「今日はもうやめよう!」と気を使ってくれるが
          大事な時間を無駄にすることはできない
          H竜さんに「生木を倒したよ」5・9にセットしてもらい
          「三色すみれ」10・Aバージョンも楽しんで
          それぞれ思い思いのラインで遊んでもらった
          「生血も流したよ!」の私も左手は3本の指で登った

          気がつけばもう4時
          テンバに戻ってまずは乾杯
          体中絆創膏だらけの金峰山荘のお風呂は傷が浸みた
          またテントに戻って本格的な宴会
          ボルダーに来ていたMっちさん・S木さんパーティーも加わって
          私の事故ネタを酒のつまみに楽しんだ
          途中から記憶が飛んだ

          続く


           

          東北の山、焼石岳・牛形山

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            7月4日(金)  曇り

            木曜夜から山の会の仲間Kさんと岩手の山に登って来た
            焼石岳と牛形山、当初北アルプス涸沢カール巡りの予定だったが
            雨マークで急遽東北の山に変更
            夜行バスに揺られ盛岡に到着、レンタカーを借りて中沼登山口に直行です





            東北の山は会津磐梯山以来か?
            ブナ林に覆われた森に佇む湖沼が、やさしく迎えてくれる
            東北の山はみんなそうなのだろうか?
            季節外れの水芭蕉が木道のそばに健気に咲いていた
            「遅れてごめんなさい」とでも言うように・・・・

            2時間ほどの行程で今宵の宿となる銀明水避難小屋に到着
            ここに一旦荷物をデポして焼石岳に向かう
            まだまだ雪渓が残っていて、冷気が漂い霧で行く手がおぼつかない
            東北の山は今春と夏が混在する季節

            やがて極地の氷河かと思わせるような「泉水沼」が目の前に現れた
            静寂で幻想的だ、しばし見とれながらシャッターを切る
            どどどっ!崩れ落ちる雪塊が沼面を揺らし一瞬の静寂が途切れたが
            何事もなかったかのように再び静けさが舞い戻った




            言葉の要らない世界がここにある
            時間が止まったかのような空間がある
            触れてはいけないような自然がある






            雲の切れ間からかすかな光が降り注ぎ
            一瞬「三界山」のカールの残雪を照らした
            先を急ぐと道端にウスユキソウとチングルマがほほ笑んでくれた

            山頂からの展望は霧に遮られ、タイムリミットで下山を急ぐ
            火山礫が折り重なった歩きにくい道
            たっぷり雪量を貯めこんだ雪渓に足を取られながら
            銀明水避難小屋に無事辿り着いた
            今夜のお客はくしくも同じ町に住んでいる
            山の会の6・7人の1パーティーだけ

            Kさんの炊き込みご飯が美味しい
            生野菜とトン汁をつまみに
            持参した焼酎赤霧島の「銀明水割り?」をちょっぴり味わい
            頑張った山行に乾杯!
            次の朝が早いお隣さんに遠慮して8時前には就寝だ

            7月5日(土)  曇り日晴れ

            翌朝お隣さんと一緒、4時に起床
            焼いたパンに生野菜、ジャムを挟んで朝食
            コンパクトなアミ焼器が興味を呼んだ
            誰もいなくなった小屋で
            セルフレスキューの復習、クレイムハイスト?ガルーダー?
            習うより慣れろだからね・・・・

            6時過ぎに下山開始
            来た道を2時間ほどかけて下る
            やはり人気の山、続々と登山者がやってくる
            口をそろえて「もう降りて来たの?」と

            今日は早池峰山の予定だったが
            ここからのアプローチの時間を考えて
            牛形山と言う山に登る事に、麓にあるのは夏油温泉だ

            同じ東北の山なのにこの山には全くお花がない
            ただひたすら汗をかいて登るだけの山
            帰りのお風呂の時間と私のペースダウンを考えてくれた
            Kさんのアドバイスで頂上まで後50分位のところで
            退却・敗退し、一目散に降りて
            再開したばかりだという東北の名湯・夏油温泉に浸かった
            しかも7月一杯無料!
            タダで入浴するのも悪いので、お土産を買った
            外観に違わず良いお湯でさっぱり



            帰るだけの行程で、さて余った時間をどうするか?
            もしももしもの為にリサーチしてきた東北最大級のクライミングジム
            盛岡郊外の「ワンムーブ」にお邪魔した、料金払ってソールを借りたが
            受付で「ここはチョークがないと登れないよ!」と一喝されたが
            「手汁出ないからいい!」と丁寧にお断り
            1時間ほど東北のクラマーと交流して遊んだ
            山に登って〆にクライミングとはやっぱりね・・・・・

            久しぶりの東北の山登り
            感動を素直に表現する良き山仲間に恵まれて
            楽しい思い出に残る山旅でした










             

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