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    • 2020.05.23 Saturday
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    WC決勝ルート

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        クライミングのコンペの最大のイベントのWC。日本での5年振りに開かれた印西大会の男子決勝ルートが、話題になっているようだ。クライマーのブログでも様々な観点からのコメントもあり、それぞれの意見が発表されている。


                     M・ビトマーと小田桃花選手の登り(予選ルート)

       8a.nu-GLOBALと言うサイトでも、白石アシマちゃんの8C+の最少年の記録のRPの記事の下に、「7 out of 8-top out in japan WC」の見出しで出ていた。英語が理解できない私には、詳しくは判らないが、8人のうち7人もTOPが出た事がルートセッターのmisjudgedだったみたいな事が書かれている。

       確かに決勝のルートを世界のクライマーが、凌ぎを削って厳しく闘い、差のない到達点で優勝が決まる様な期待感で見ていた人には、拍子抜けする時間であった事は否めなかった。2人目に登場したS・マッコールが快速でTOPし、続けてM・ミトボ等3人がTOPした辺りで、試合の先行きは読めていて、面白みのない決勝ルートとなってしまった。

       しかし、WCともなるとほんの僅かな差を競い合うようなルートセッティングもまた、簡単には作りだす事は難しい事なのかもしれない。まぁ、それがルートセッターの仕事だよ、と言われればそうかもしれないが、いずれにしてもそう簡単ではないようだ。

       5年前に開かれた加須の大会で、女子のルートがあまりにも小柄な選手に不利な設定だった事に、当時上位にランクアされていたベルギーのサルカニーが、激怒して非難したロクスノの記事がふと浮かんだ。やはり戦う選手にとってはルートセッティングは大きな問題なのでしょうね。

      甲府幕岩11・Bを2本RP

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         先々週以来10日ぶりの甲府幕岩は木の葉がすっかり色づいて、青い空とのコントラストが美しく、色鮮やかな紅葉の秋を演出しています。本日はクッキーさん、H谷さん、I納さんの4人で下北に集合し、平日のスカスカな中央道を快適に走り、駐車場に1番乗り、すわ〜貸し切りか・・・・・・・。


               青い空と紅葉の甲府幕岩「ジューンブライト」を登るクッキーさん

         しかし、平日にも係わらずわらずその後続々とクライマーが登到着、6・7パーティーが我々がデポしたメルヘンランドの前を通過して行く。その中にはP1で顔見知りのKさんも。早速アップに「HIVE」10・Aにヌン掛け便、何時でも最初の1便目は動きも硬く緊張する。


                 「森の歌」10・Aを登るH谷さん

         本日のお題は「シルキー」と「ブラッキー」の2本の11・B。「シルキー」はOS狙い、「ブラッキー」はすでに昨年2便ほど登っているのでRP狙いだが、果たして2兎を獲得できるか。I納さんがヌン掛けした「森の歌」10・Aを登って、「山椒王国」のエリアに移動。「スモーキーマウンテン」12・Cで女性のクラマーのムーブ作りを暫し見学。

         さて「シルキー」のOSトライ、一応オブザベするが、外岩のラインはよく判らない。何処まで隣りのホールドが使えるのかよく判らん。気合を入れてチョークアップして取り付くが、3手目の甘い左手ホールドが持てず、1ピン目掛けられず1m程フォールして着地、敢え無くOS失敗。

         マスターともなると11・Bでもヌン掛けムーブが中々厳しい、その後はしっかりムーブを何度も確認しながら登り、出だしの3ピン目までが核心と判った。つまり「シルキー」は下部の1/3が核心のルートで、そこを越えると上部は10・Bくらいのルート。

         プリクリしてI納さんのトライ。私よりさらにリーチのないので、かなり厳しいムーを要求される。とくに1ピン目の上の左上する縦ガバの先のカチには届かないので、2ピン目までが1納さんの最大核心になる。使えるホールドと足捌きの選択、外岩の面白さが凝縮されたルートだ。

         夢中になって午後1時過ぎになり、H谷さんが見学に来て昼食タイムのお知らせ。しっかり陽が射してきて麗らかな日和になってきた。クッキーさんは「ジューンブライト」に挑戦、11・Bではかなり手強いルートですが、しっかりとヌン掛けが済んでいる。

         少しまったりした後「シルキー」再開。「スモーキーマウンテン」の女性がRPしたと言うので、「おめでとうございます」のエールを贈って。2便目のトライ、何の根拠もないけれど何だか登れそうな予感を抱いて、最初のクリップに成功。


                  3ピン目までの核心を越えてRPを確信

         縦ガバをレイバック気味に体を左に振ってカチを取り、初見で遠慮した右のガバから左ガストンで耐えて2ピン目をクリップ。続いて左カチをまたもやガストン、浅い斜め状の薄いフレークで耐えて3ピン目にクリップ。で、左のガバをややデット気味に取って核心を越えた。


                 I納さんの「シルキー」血染めのトライ

         RPを確信しながらも慎重にムーブをこなして、コーナーからのガバを繋いで終了点。目的のOSは出来なかったが、何とか2便目で登れた。ひとまず記録が残った。I納さんの2便目は2ピン目の先のムーブで足が滑って、指先に穴があき血だらけのトライとなった。それにもめげず何とかトップアウトして、外岩復活の狼煙を挙げた。

         少し陽が陰ってきたが流れに乗って、昨年からの課題であった「ブラッキー」11・Bにマスターで取り付く。上腕のパンプもなく条件が良いので右のカチと、左のカンテを使って力ずくで高度を上げる。久し振りで殆どムーブは忘れていたが、何とか力ずくで登って最後左のフェースから終了点でRP。

         本日はモチベーションもあり岩場の条件も良く、何とか甲府幕岩の11・Bを2本ゲットできた。次の課題は「オンリーユー」辺りを触ってみたい。そしてあわよくば本日RPの出た「スモーキーマウンテン」の素晴らしいラインを触ってみたいな〜。

        WC印西大会観戦記2日目(準決勝・決勝)

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           WC印西大会決勝が終わりました。5年ぶりの日本開催のワールドカップは、日本選手の活躍で大きく盛り上がって、静かに幕を閉じました。結果から言うと日本選手の健闘にも関わらず、男女とも優勝出来ませんでしたが、とても素晴らしい大会でした。 出来るなら毎年開催してもらいたいと思います。ひとまずクライミングの大イベントWCが終わって、ちょっと寂しい感じがします。


           昨日とうって変わったお天気、大会2日目を迎えて30分昨日より早めに出たが、すでに会場の前では長蛇の列。鈍色の空を眺めながら開場を待ち、9:10分頃に入場。中に入るとP1のN木さん、A田さん、その後遅れてK島さん、S田さん等と会い、またミストラルの大御所Jillさん等とも会い、やはり日本で開催されるコンペの最高峰の規模は別格だ。


           遅れて並んだ割には本日も3列目に1個空いた席があって、滑り込んだ。流石に本日は準決勝・決勝とあって昨日の倍くらいの観衆で大賑わいだ。今日の壁はスポットライトも鮮やかに色どりされて、イベントの雰囲気をいっそう盛り上げています。こんなイベントが毎年あると良いのだが・・・・。


                 この先に厳しいムーブが待っている

           さて、10:00過ぎにいよいよ男女の準決勝がスタートです。最初は日本の若い選手がトライしていきますが、中盤の24・5手辺りでフォール、力の差がはっきり出るルートの様で、総合力の差はいかんともしがたい。女子で、この小核心を越えたのは、大田選手、尾上選手、小林選手等。しかしその先のカンテからピンクのスローパーまでで振り落とされて、ファイナルに進んだのは野口選手と小田選手。


                 日本女子で健闘した尾上選手の登り



                サチ君と小田選手のセミファイナルの登り



                  セミファイナルでTOPしたK・ジャイン

           そしてこのルートを完登したのはK・ジャイン、Y・エルンスト、M・ビトマーの3人です。この準決でもK・ジャインの登りは卓越していて、寸分の狂いもないないと言ったパフォーマンス、女王の貫禄充分のトライでした。しかし、日本の小田選手野口選手もホームタウンデシジョン、決勝に期待の持てるトライだった。

           さて同時にスタートした男子のルートは中盤の2個のハリボテから先の25・6手辺りのムーブが厳しい様で、若い選手はこの辺りで篩にかけられる。このパートをクリアした日本選手は松島選手、是永選手のみ、そして松島選手も左のコーナーからさきのパートで力尽きてしまった。


                健闘したオーストリア、L・マリオの見事なヒールフック

           男子はサチ君のみが終了点から2手前でフォールしたが、終了点タッチのヤコブ、余裕でTOPしたラモネッティーに続いて3位でファイナルに進んだが、この僅かな差がファイナルに響くとは予想だにしなかった。午前の部は終了してお昼休み、マムートのTシャツと八海山の日本酒を購入してスポンサーに感謝です。


                  ブースの八海山のコーナー、1本買いました

           午後の決勝に向けてルートセッターの奮闘が始まる、一体どんなルートが設定されるのだろうか?パンプの平松店長がセッターとして、メーンの司会者として大活躍、切れのある選手紹介が観客を盛り上げて本日も舌の方も快調の様だ。

           さて2時15分女子決勝のオブザベから。そして2番目に登場したスロベニアのM・マルコビッチがあれよあれよのTOPで大喝さい、一気にボルデージが上がって空気が変わった。恐らくアイソレーションルームの後続の選手たちにもその辺の雰囲気が伝わっている筈、俄然熾烈な戦いになった。


                  優勝したM・マルコビッチのトラバースムーブ



                 M・マルコビッチの会心のクライミング、ただ一人TOPして逆転優勝

           決勝ルートは右壁の中間から左壁に移り、最終面の緑のV字型のハリボテからの先が大核心。右壁からのトラバースが最大の見せどころで、ファイナルの選手のムーブに大喝さいで、その美しい華麗な姿に酔いしれました。


                女子ファイナルのルート



                 野口選手のトラバースのムーブ、外国選手に引けを取らない足捌き



                しなやかなK・ジャインのムーブ

           日本の野口選手小田選手も良い登りだったが、やはり緑のV字ハリボテからの核心でフォールしてしまい表彰台成らず。最後に登場したK・ジャインが華麗な足捌きで高度を上げ、左壁に移るムーブではしなやかな足捌きでクリア、最後の核心も越えて終了点を保持して、観衆の誰もが勝利を確信したその瞬間、何が起こったのかクリップする前によもやのフォール。

           大どんでん返しのドラマが展開された。やはりスポーツは最後まで何が起こるか分からないと言う典型的な幕切れ。ロアーダウンしたキム選手も信じられないと言う表情で茫然としている。しかし、昨日今日とコンペを盛り上げてくれたキム選手に大きな拍手が送られた。

           女子の決勝が終わり2位に甘んじたキム選手の前にはサインを求めて長蛇の列、ミーハーな私もクライミングキャップにサインを戴いた。決して嫌がらずにファンのサインに求めて、ペンを走らせるキム選手の姿は、とても清々しいく感動しました。


                          オブザベでムーブをシュミレーション

           さて、1時間のルートセットの後男子のファイナルが始まった。ルートは女子とは反対に左の壁から右に移るこれまた右へのトラバースが見せどころ。上部の傾斜も下げられてかなり厳しいルートかと思われたが1番手のR・デグランジェ選手が終了点タッチまで行って?予測のつかない展開・・・・・・。


                 サチ君見事にTOP

           そして続くS・マッコールが軽々とTOPすると、後の選手も次々と登って行き誰一人落ちるものがいない、我らがサチ君も余裕でTOPして表彰台が確定、恐らくヤコブもラモンも落ちるとは考えられず、決勝ルートとしてはグレードが甘いのかもしれない。


                   勝利のガッツポーズのR・ジュリアン

           まぁ、世界の登りを余すとこなく見られるのは楽しいけれど、ゲームとしての見どころに欠けたファイナルになった事がチョッピリ残念。準決勝で順位がはっきり決まり、タイムカウントにもならず、もちろんスーパーファイナルにもならなかったが、R・ジュリアンのパーフェクトの瞬間は大いに沸いた。

           しかし、2日間を通して良い大会だったと思う。コンペクライミングの最高峰の登りを、生で観戦できるチャンスはめったにない。ジムで知り合ったちびっこ達が、サインを求めて行く姿に、2020年にオリンピック競技に採用されると、この子たちにその未来が託されると思うと、考えもひとしおだった。

          WC印西大会観戦記1日目(予選)

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             クライミングWCリード印西大会予選を観戦してきた。世界のクライマー達の熱き戦いを堪能した。女子は2人、男子は6人が明日の準決勝に残れないと言う予選でしたが、とくに日本の選手の頑張りが、コンペの持っている緊張感を醸し出し見応えのある予選となりました。

             7時前に家を出て池袋〜日暮里〜木下までの電車の道程、印西市までは結構時間がかかります。我孫子からは成田線になるのですが木下は(きのした)ではなく(きおろし)と読む、お陰さまで車内放送で「次はきおろし〜」と言っても、下車駅とは思わず木下の駅の表示を見て慌てて降りた。危なく乗り過ごす所だった。


             長閑な田園風景の中を、無料のシャトルバスが運行され、会場の松山下公園総合体育館まで20分くらい。バスの中ではP2でたまに夕方お会いする女性と一緒になり、コンペのお話を伺う。クライミングがオリンピックの競技にでもなると、観客も増えてメジャーなスポーツになるのだろうが・・・・。


             会場のまわりに田畑が広がり、豊かな大地にしっかり根を下ろした大きな体育館で、なんでも室内の棒高跳びが出来る程の広さがあると言う。受付を済ませて中に入ると、なるほど大きいい。5年前の加須と比べても段違いに広いと感じた。

             すでに2つの予選ルートが設定されていて、準備万端。前から2列目の絶好のポジションで観戦。P1のクライミング仲間のOKさんと一緒に観戦です。9:30分きっかりに女子の予選がスタート。左右の2つのルートを半数づつに分かれて登るようだ。ジムで顔なじみのクライマーもいるが、圧倒的に若いクライマーが大挙出陣です。


             プログラムがないのでスタート順が判らないまま、1番手のクライマーが登り始める。やや暗い中でもスポットライトに照らされ、シルエットが上へと静かに上がって行く。右ルートの小核心は垂壁のやや遠いホールドをデット気味に取る所で、1/5位が落とされる。


                 鮮やかなヒールフックを決める野口選手

             右ルートの最大の見どころは、2ケ所のハリボテから繋いでハングにさし掛かるパート。体が1回転して左足をヒールで支えてシェイクする所だ。ここまで頑張ってきた御褒美みたいな、ダイナミックで美しいムーブで観客を酔わせます。


                    チーバ君を踏み越えて行くM・マルコビッチ

             左ルートは比較的登らせるルートで、ほとんどの選手が中盤までは問題なく進む。真ん中のハリボテのチーバー(千〜葉?)君が可愛らしく、その鼻先を美しい女子の足に踏みつけられてゆきます。しかし、次の2つのピンチが最初の核心、続いて左にトラバースするビッグノーズが最大の核心か?


                    K・ジャイン左ルート、会心のクライミング

             どうやらこのパートを越えられるかが、トップ10入りの境目の様だ。先週の韓国モッポで優勝したK・ジャインはこのパート、いとも簡単に越えて行く、その身体張力の強さは群を抜いていて、しかも身のこなしが美しい、日本勢の最大のライバルだ。

             今日の予選の日本選手は大いに健闘し、K・ジャイン、M・ビトマーに続いて野口選手と小田選手の2人揃って2ルート完登の1位同位通過、頑張りました。何か明日の準決、ファイナルに向けて幸先の良いスタートです。


                    ルートセッティングの一こま

             ルートセッターが速攻で女子のホールドを取りかえる作業、我らがPumpの伸介さん、平松店長も必死の作業、手際良くセッティング、恐らくパソコンでしっかりホールドの位置をシュミレーションしてあるのでしょうね?昼食タイムを挟んで30分ほど遅れて男子のスタート。


                   流石にラモネッティーは何処が核心?と言う登りだった

             で、いきなりR・ジュリアンとロシアの選手が登場して2人ともあっさりTOPして、観衆の度肝を抜いた。ラモネッティーの澱みのない余裕のある登りは、そんなに難しそうには感じないが、しかしその後TOPした選手は、我らが日本の希望の星のクライマーサチ君を含めごく僅か。


                      サチ君右ルートは安定した登りでした

             水曜日にP2で来て私がサインしてもらったJ・シューベルト、S・マッコールも2ルート完登の1位同位通過で、何だか嬉しい。結局男子も女子も予選のいずれかのルートをTOPしていないとファイナルには残れない様な感じがしたWC第1日の予選でした。さていよいよ明日は準決勝・決勝だ。

            金トレ緑バー滑り落ち

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                金曜日のP2のトレーニング、今日はチョッピリ暑いくらいの陽気ではあるが、常連さんは相変わらず元気に登っています。水曜日には世界の上位にランクするクライマーで大賑わいで、異常な雰囲気だったが、本日は極めて穏やかな午後です。


                        「つなみ」緑バー12・Aを登るA山さん、ここで充分レスト出来れば・・・・

               本日はゆっくりジム入り、すでにアラカンさんN峰さん等が先着です。この所持久力トレーニングが思うように進まず、同じ事の繰り返しが続いている。「つなみ」の壁を中心に登りこみを敢行したいのだが、肝心の「つなみ」のルートが登れない。

               一番登りやすい黄色十11・Dでも、少しでも間が空いたりするとRP出来ずに1テンだったりとか。まぁ、それでも休まず登る様にして、持久力トレーニングの形だけは整えるのですが、続けて11・D、12・A、11・Aと言った流れでやれないとろが問題だ。

               本日は、ボルダーをやり過ぎたきらいもあって、目的のトレーニングメニューがこなせなかった。それに加え「ギャラリー」の11・Aの黒口ピンクバーを2本続けてOSしたのもやり過ぎかもしれない。その2便とも結構いやらしく、ギリギリのOSだったと言うのも上腕には堪えていたようだ。

               結局終盤で緑バー12・Aにトライしたが中盤のヒールがものの見事に外れて大フォール。ロアーダウンしたら、何だか膝の後ろ側に違和感を感じて、すっかりやる気をなくし本日終了です。中々予定したトレーニングにはならない日々です。

               明日のWC印西の予選を見に行って、気分転換です。日本のクライマーの頑張りに期待します。

              世界の登り

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                  WCランキング上位の選手のクライミングの画像をアップしました。P2のトレーニング風景。



                   「つなみ」を登るラモネッティー



                     3Fのボルダリングエリアで

                世界のクライマーがP2に

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                    思惑通りWC印西大会の調整で、ランキング上位のクライマーが本日P2に集合していた。誰一人嫌がらず快くサインしてくれて感激です。R・ジュリアン(ラモネッティー)、S・マッコール、Y・ボーグルソン、勿論前年チャンピオンのJ・シューベルト、女子ではY・エルンスト等々のサインを戴きました。


                        10月27・28日 千葉印西 WCのポスター

                   もう、感激のあまり登るどころではありません。クライミングのリード部門で世界のトップの選手を目の当たりにして、興奮しない訳にはいかない!思ったのですが、意外にも水曜クラブの部員達、極めて冷静で「あの人は誰?」とかのリアクション?コンペとか関心のない人にはそんなものなのか?


                      「奥壁」赤口13・Aを登るラモネッティー

                   しかし、ラモネッティーにサインしてもらって、握手し出来た時が最高。その手が柔らかくてびっくりでした。この手が世界で戦うクライマーの手のひら?しかも身長だってアラカンさんとほとんど変わらず2度びっくりです。多分リーチとかも他の精鋭たちと比べて短い筈、ここ数年ファイナルの常連の位置に君臨している事に、 ただただ尊敬してしまいます。R・ジュリアンには憧れますよね。


                             R・ジュリアンと、ミーハー度100%

                   その他イタリアの選手もいたようですが、「つなみ」のエリアはなんとも壮観でした。ボルダーエリアでも女子のヨハンナが調整で登っていたので、サインしてもらった。男子のサインに遠慮したのか凄い小さな字で書いてくれました。

                   なんともミーハーな私、サインをもらう喜々とした姿を見て、N川さん等が苦笑していました。まぁ、頭に白いものを付けてAKBの追っかけごとく、サインをねだる姿か滑稽に感じたのでしょう、とは云うものの、世界の精鋭たちの登りを生で見られるなんて、こんなチャンスは2度とないじゃありませんか。

                   いやはや想定通り、世界のクラマーのサインを戴いて大満足な1日でした。いや〜、嬉しい。

                  火トレパン1、黒バー撃沈

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                     第3火曜日は山の会のジムトレの日となったが、事前の予約が無いので本日の講習は無しと判断して、本格的に自分のトレーニングメニューで登ることにした。生憎の雨模様、帰りの暗い夜道の自転車も辛いので、電車通勤でパン1に12時半頃到着です。


                        「戦艦」緑十12・Bを登るO村さん

                     何時もの火曜日組のO村先輩、N木さん等がスタンバイ。入念にアップして準備するが、今日は湿度があって蒸し暑い感じがする。やがてO田さんや、I井さん等が来て、I井さんにビレイしてもらって、「ダイヤ」緑口10・A、「ウェーブ」水色バー10・B、「ほこら」黒⇒10.B、「ウェーブ」の新作オレンジバー10・Cを登る。


                     こんな本が置いてあった、理想的だが・・・・・

                     今日の課題は「戦艦」の黒バー11・D/12・A。先週初めてトライしてボロボロだったルート。全体を通して難しさを感じるP1独特のルートで、しかも最後の2手が悪くトップアウトすらままならないルートだ。本日は何とかムーブだけは繋げたい。

                     O田さんのビレイで黒バーにトライ。スタートホールドからスローパー、出だしでガツンとやられる。第2ハングの乗り越しの1手も右手を出した瞬間体が振られ、一瞬間が空いたりして簡単ではない。傾斜の緩んだフェースの6・7ピン目辺りのクリップが悪く、ここでテンションが入ってしまった。

                     ここらの2ケ所が小核心と言ったところ。第3ハングの出だしでレストポイントがありマッチして休めるが、この後のパートが一段と厳しいムーブが待っていて、右にトラバース気味に行く2・3手も繋げてくると保持できるか自信がない。


                      初手からスローパー、難しい11・D/12・A

                     さらに右手のアンダー気味のホールドからの1手が最大の核心で、左にヒールが掛けられれば左の甘いホールドにスタティックに届くらしいが、そのヒールが効く人とそうでない人では格段の違い、私には全く掛からない、と言うより形は出来るが間横にヒール出来ないので体を上げるムーブにはならない。

                     と言う事でデットで行く羽目になるので、この1手が上手く決まるまでRPは難しい。テンション掛けて上腕を休めれば良い位置にデット出来るが、繋げてくると厳しいムーブです。何とか1便目はムーブが繋がってトップアウトは出来たが、2便目は1テンで核心まで来たが、デットは届かずフォールして終了。都合3便目だが、さてどのくらいかかるのだろうか?

                    外岩シーズン

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                        いよいよセ・リーグのCSも最後の1戦どちらが日本シリーズに勝ち進むか厳しい戦いだ。クライミングでは昨日の韓国モッポのWCはサチ君が2位で、桃ちゃんは4位だった。実際の登りは見てはいないので中身は判らないが、まぁまぁの結果ではないでしょうか?

                       いよいよ今週末は印西の大会です。土曜日の予選だけでも見に行こうかと思う。コンペはやはり華やかで独特の雰囲気があって、見ても楽しいイベントです。毎年開催されるとクライミングブームの下支えにもなり、やがて日本でもそれ成りに認知されるスポーツへと発展していくのではと期待しているのですが・・・・・・・。

                       これからそれぞれのスポーツの秋シーズンが始まる。クライミングンも例外ではなく、短い外岩の絶好のシーズンがやってくる。どの岩場も厳冬の前の僅かな期間がRPのチャンスでもある、昨日訪れた甲府幕岩も良い状態だった。
                        

                                     2009年甲府幕岩「爆弾低気圧」を登る

                       今回は残念ながら課題にはトライ出来なかったが、登ってみたいルートがあまたあって、まだ頭の中で整理出来ていない。「シルキー」、「アフリカ象が好き」、「ジュべリングス」、あわよくば「アラポテト」等気になるルートが目白押し、う〜ん、後10歳若ければと思うが・・・・。

                      紅葉の甲府幕岩

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                         今年初めての甲府幕岩、10数年前の登山教室の仲間達と甲府幕岩で登る。朝から雲ひとつない快晴の岩場は、眩しいくらい秋の陽をあびて輝いていた。観音峠越えが工事で通れないため、行きには通った事のない小森川林道だったが、ナビのお陰で迷わず駐車場へ。

                         しかし車は一杯ですでに15台以上は止まっていた。1時間ほど先にI納さんパーティーが先着で、すでに「イエローマウンテン」5・9にロープが掛かっている。「ナベちゃん」が空いていると思って登ろうとしたら、ルートの前にいたパーティーがそそくさと支度して先に登られてしまった。

                         I納さんから「もうすぐここ空くよ」と言われて、何とか最初の1本が確保された。その後も続々とクライマーが押し寄せて、「豊堯の森」のエリアを横切って行く。この時期には人気の岩場です、それでもエリアが広いので適当に分散して、効率よく登れるところが良い。


                          「イエローマウンテン」を登るK林さん

                         さてアップの「イエロー」だったが、出だし核心で皆さん結構嵌っている。5・9といえども岩場から遠ざかると体が岩壁に対応しきれず、上腕に力が入ります。それでもムーブをあれこれ考えながら全員終了点まで登った。ジムトレの経験のあるK林さんの登りは、久し振りとは言えしなやかなだ。

                         次に先行パーティーの「ナベちゃん」5・8が空いたので、速攻でトップロープを張る。少し奥まったフェースにダブルクラックのルート、どちらのクラックから登ってもそれほど難しくななく、皆さん快適に登る。ついでに左隣の「ダーティークライマー」の下部にもロープを張って登る5・8くらいか。

                         皆さんが登っている間にI納さんパーティーの様子を覗きに行く。H谷さんは、昨年4月に惜しくもOSを逃し1テンだった「秘密の岩園」10・Cにチャレンジ。細かいカチを繋いでゆくフェイスだが、デリケートな足捌きが要求され侮れないルートです。


                              「秘密の岩園」10・Cを登るH谷さん

                         ロープ着けている間に「久しぶりなんですっかり忘れちゃった!登れないかもね〜」等とネガティブな言ながらも、気合を入れ直してスタート。静まり返ったルートには「カチッ」とクリップする音だけが聞こえる。足捌きも上手くいってホールド探りながら2ピン3ピンと掛けて行く。

                         4・5ピン目辺りでムーブにつまり、右上のホールドが届かない。行きつ戻りつしながらムーブを探るがどうしても右手が届かない、さてどうするか踏ん切りをつける1手。しかし、乾坤一擲、気合と共にデットで右手を出して、見事にクリアした。ジムトレの成果が生きた見事なムーブだった。

                         その先でフットホールドの苔を踏んでしまったらしく、スリップしてRPは成らなかったが。気合のこもった良いトライであった。さて、「ナベちゃん」「ダーティ下部」をすっきり登って、昼食タイムの後、最奥の山椒王国までテクテク歩いてご案内。エリアの広さに感心するばかり。


                          「ペンタゴン」5・9でムーブの講習

                         帰りの途中に「ペンタゴン」でムーブの講習、垂壁の5・9のルートですが、そこそこの保持力が要求されて、最初の核心が難しそう。ここではホールドに対して効く側に体を寄せる「フリ」の極意?を実践、言うは易しで、重心を横に寄せるのも簡単にはいかない様だ。


                             「アプローチ」5・7を登ったN島さん

                         最後にメルヘンランドで上級者の登りを見学した後、「アプローチ」を登った。今まで一番易しいルートで、皆さん快適に登り満足した様子。帰り支度で「豊堯の森」に戻ると、I納さんが「ピリカ」10・Dを登っていた。ライン取りによっては11・Aのムーブもあり、完全復活を予想させる登りです。


                              完全復活は近いI納(M)さん「ピリカ」10・Dを登る

                         4時に岩場を後にしたが、予想どうり中央高速は渋滞していて、帰宅時間は9時を回っていた。


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