P2の
オレンジを落とした勢いで、P1の
ピンクバー11・CをRPしようと意気込んで来たが、敵もさる者、そうは簡単に登らせてはくれません。どうも核心の1手が自分には気に入らないムーブで、出来ようが出来まいがシャキッとした気持ちにはなれません。と云う訳で本日も返り討ち。
日曜のP1は久方ぶりで、常連さんではO村さんと、TさんMさんパーティーがいるだけで寂しい限りです。12時頃に出勤してS藤さん夫妻と2Fでボルダー。易しいのから3便づつ登って
赤5級を5便登った。S藤さんの話では赤辺りから1ランクグレードが易しくなったらしい。今の
紺テープが以前の
赤だと言うのだから、易しくなった訳だ。
あまりボルダーで力を使うと、ルートクライミングの時のクリップ力が落ちると言う事で、そこそこにしてルートエリアに戻った。前回も一緒だったT本さんと登る事に、T本さんはボルダーから今はルートに力を注いでいて、「戦艦」の
黒口11・Dが課題です。一時も早く12・Aが登りたいと云う強い信念がにじみ出ています。
T本さんのビレイで早速アップ。新たな「ダイヤモンド」の
緑口5・9から始まり、取りあえず3便ほど登る。どうもリニューアルされたルートは難しく設定されぎみだが、10台は普通か?「奥壁」の
緑口を登り、
黄色口10・Dを登って
ピンクバーのブラッシング。去年までスタッフだったコージ君が登るところで、露払いと云ったところか。
そのコージ君は核心で見事に嵌って壁から落ちてきた。あれほどリーチに恵まれても厳しいムーブなのだ。で、1便目の本気トライ、1週間のブランクかやや動きが硬い。その後持ち直してトラバースし、クリップして核心。親指で押さえつけ左手を「鮟鱇の唇」に添えてクロス気味に、「イエ〜イ」といったが、ホールドじゃ〜なく空気を掴んでフォール、き・き・厳しい。
腰が浮いたがクロスの左手が止まった瞬間
コージ君の2便目はデット気味に左手が見事に決まり、あっさりRPで先を越されてしまった。2便目は下部は問題なかったが、核心に入る前にすでにパワーを感ぜず、添えるだけの左手が「鮟鱇の唇」を持とうとしてしまい、すっかり撚れてしまいテンション!で、終わった。次に持ち越しです。
「ダイヤモンド」の
緑⇒11・Cが面白いと言うので、Tさん等とセッション。所がこのH松氏作11・Cはトンでもないルートで、ワールドカップにも参戦したTさんでも「どうやって登るの?」という位、中身の濃い?ムーブで半端じゃない、恐らくはいずれ11・Dに上がるのではないかと思うのだが、もしそのまま11・Cなら、これこそ最強の11・Cのルートです。 勿論私はトップアウトすら出来ませんでした。
流石にTさんムーブは繋がった
12・Aより難しい11・Cってありかい?前途多難な最近のパンプのグレードです。