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- 2020.05.23 Saturday
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水曜日にS木さんとお約束で、中4日明けての北川です。流石に本日は貸し切りで静かな岩場、天気も良く気温も予想を越えて温かです。日曜日に霜柱に覆われていたアプローチの道端も、本日はほんの少し濡れているだけで、コンディションは良いようだ。
しかし、「ルンルンひろし」は、今の自分には難しく、RPの雰囲気はありません。頭の中ではもう何度もムーブが繰り返され、RPの構図は出来あがっているのですが、実際に核心のホールを触ると、描いていたイメージが悉く吹っ飛んでしまうトライが続いている。
いつものように「桧ルート右・左」でアップ、思ったほど冷たくないが、それでも指先に圧力を加えると、そこは12月、指先の感触は微妙だ。省エネじゃないけれど、無駄な力を使わないように、早速グリーンオニオンを登って「ルンルン」にヌン掛け。それにしてもこの下部のパートがもう随分登っている筈なのに、上手く登れない。
S木さんはヌ掛け便兼ムーブ便で「ミンボー」に取り付く。身長がある人は、それまた登り方が違うようで、ムーブの組み立てに苦労しています。「ミンボー」は核心の自分なりの形を決めるまでが厄介で、特に足捌きがキーポインイの様です。
さて12時過ぎに1便目、アップの軽やかさを引き継いでスタートしたが、前回出来なかったカチ取りは旨く行ったが、反転して右手のカチガバ取りに失敗して敢え無くフォール。1箇所取り返してもその次が出来ない、すっかり勢いを失って先のパートもテンションだらけで、おまけにトップアウトも出来ずに敗退です。う〜ん、情けない。
で、悩み深き我々の前に、先月ご一緒したM尾さんが一人で現れてびっくり、最近「ミンボー」をRPした勢いで、次の課題の「名無しの権ちゃん」を登りに来たと言う。シングルロープを秋葉大権現様の上から垂らして、するすると軽やかに地面に降り立ちました。そのモチには頭が下がる。
さて、上腕が結構撚れてしまった2便目、戦意喪失で回収便を兼ねる。今度は最初のカチ取りすら出来なくなってチョンボしまくり、各駅でも兎に角上まで行かねばならない。第2の核心の4ピン目もヌンチャクつかんでクリップ、その先の5ピン目に至るアンダーガバで、何回もフォールしてほとほと疲れてしまった。
それでも終了点まで行かねば帰れないので、必死にテンションしながらムーブを起こして何とか終了点にたどり着いた。もう、クライミングの形を失ったトライです。O村先輩の「ルンルンは錦ヶ浦12・Cの下部の核心で、難しいのは当たり前」と云う指摘を思い出した。すでに20便を越え、この先続けてチャレンジするどうかかの、岐路に立たされている様な気がする。
何度トライしても進化のないチャレンジは、この先限界のグレードに挑戦できる時間も労力も限られているので、可能性のないルートからの撤退も視野に入れて、先を考えなくてはならない。後、う〜ん、そこそこのトライで決断しなければならないかな〜。難しい選択です。