先週の日曜日に引き続き北川にやってまいりました。お天気に恵まれしかも西吾野からはU野さんの車に乗せてもらい、落珍なアプローチでした。ところが本日の北川はこのくそ暑さにも拘らず、先日とはうって変わったクライマーでごった返しています。それも、私には皆さんパンプ1・2の
顔見知りばかりで、和気藹々と楽しいクライミングが出来ました。
本日の北川 ジム並みの大賑わい
結露と滑り具合が気になる季節ですが、朝っぱらは確かにヌメリが多少気になる感じはありましたが、湿度もそれほどでもなくこの時期にしては、まぁまぁのコンディション、メンバーの皆さんの目の輝きが、半端ではありません。
いつもの「桧ルート」右左でアップしていると、となりの「もうすぐ七夕」5・8を登っていたN階堂さんが、岩もろとも
落ちてきた。幸いビレイヤーのU野さんには当たらなかったが、「浮いている石があったので、その隣辺りのホールドを掴んだら、いきなり剥がれた」と云うことで、私は何処の部分が剥がれたのか検証する為登った。
「もうすぐ七夕」の最初に欠けたホールド
浮いているホールドはマーキングされているが、今一はっきりしないので×印を明確に付けようと、浮き具合を計っているとその浮石がまた剥がれて落石。「ラック」と云う間もなく、ビレイしているT田さんの肩に当たってしまった。かなりの石で「マズイ〜」と思いながらロアーダウン。幸いにも当たり所が良かったのか、大きな怪我には到らなかったが、私の大いなる不注意でした。
2度目に浮いていたホールドが欠けた位置の残像
まずは、不注意にも浮いているホールドを触るべきではなかった。その2、ビレイヤーに注意を促すべきであった、等
反省すべき点が大いにあります。自然の岩場の危険に対して、とても安易に考えていたと思います。浮いているホールドなのですから、剥離すると言う事に思考が及ばなかった自分に、我ながら愕然としました。
と云うことで、本日は波乱含みのスタートでした。まずは「北落師門」12・Aにチャレンジする乙女たちにためにヌン掛け便、しかしハング手前の「お皿」ホールドでドテンション、まぁ、ヌン掛け便のモチベーションはこんなものでしょうか?乗越しの所に最後のヌンチャクを掛けてロアーダウン。「北落」のバトルの始まり始まり。
S野さん「北落師門」12・A 核心の乗越しのムーブ
そのバトルの結末は、それぞれ思い思いのクライミングで、
痛み分けと言ったところか・・・・・・。さて私の「ルンルン」1便目、既にP1のSさんTさんパーティーによって、ヌンチャクが掛けれれていて、お借りしてトライ開始。先週出来ななかった下部の核心部ですが、左手のカチホールドは取れるのですが、やはり左のカチのガストンを送って、カチガバを取るところが厳しい。
テンションが掛かって一旦シェイクすると、何んとかギリギリでカチガバに届いて、平行のカチも保持できた。先週より2手前進だ。しかしその後のパートがまた出来なくて、右の縦カチ保持が厳しく左手が出せない、本日はその先が出来ずにはたまた敗退。なんとも歩みの遅い亀さん状態です。
まぁ、この下部のパートはやはり最大の核心部ですから、難しいのは当然か?1歩前進2歩後退?出来なかったムーブを解決すると、次にまた
壁にぶち当たると言う、本当にやりがいのあるルートですね。諦めないでチャレンジすれば、少しは前進するという、「ルンルン」はRPの為にあるようなルートの典型です。そろそろ梅雨のシーズン、本格的は攻略は秋のシーズンに持ち越しでしょうか?