ユガテ・顔振峠から黒山へ

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      土日の天気が良くないとの予報で、ハイキングを再開して初めて平日の山登りです。気温も高く上着を1枚ずつ脱いで、コースタイムもガイドブックで初めて5時間を超える設定でしたが、この時期暑いと厳しい杉・桧の花粉との戦いでもありました。





     東吾野は大高山・天覚山に登った時の下山駅久しぶりだ。駅前の広場から高麗川を渡って国道に出、左に郵便局がある右の車道を虎秀の集落に向かって歩きます。小さな流れに沿って進むと右に福徳寺の阿弥陀堂が現れる。大きくはないけれど鎌倉時代に開創した臨済宗の禅寺で古い歴史をしのばせる。


     


     川沿いの桜の木が満開で朝日を浴びて華やかです。山里の春の木々や草花は今が花盛り、とても良い眺めです。新田の集落の道標に従って右に折れて、ユガテへの山道に。流石に平日はハイカーが少ない、杉林の山道を淡々と辿ってゆくと、いきなり開けた土地に出た、小じんまりした平地なのですが、この山奥に存在するところがまるで桃源郷、桜の木と菜の花様々な色合いのが、この土地のゆっくりとした時の流れを演出している。





     2軒しかない民家ですが、なんでも11代300年も営々と受け継がれていると言う、軒先を歩いていると人の声が聞こえ、確かな人の営みを感じます。再び山道に戻り、一旦車道を横切ってエビガ坂に向かうが、そのエビガ坂は知らぬ間に通り過ぎていた。どうやら鎌北湖との分岐あたりがそこだったようだ。



     十二曲の単調な山道は、丁度顔振峠に向かう車道と隣接して続いていて、平日の今日は静かな山旅です。全く人と会わず聞こえる小鳥のさえずり、耳を澄ますと「ホー、ホケキョ」綺麗な鶯の鳴き声が休みなく聞こえてきます。また名の知らぬ小鳥が「チッチピチー」と鳴いている、バードウォッチャーなら何の鳥か判るのでしょうが・・・・・・・・。





     一本杉峠(獅子が滝)方向への道を右に送って車道に出、急な坂を登りつめて行くと越上山の道標、時間もたっぷりあるので頂を目指す。意外に急登で結構なアルバイトだ。岩だらけの山道、慎重に登りつめると10分ほどで山頂に。木々に遮られて展望は全くない。



     再び登山道に戻り平坦な小道を行くと諏訪神社の境内に出る。立派な社でその歴史は知らないが、この地域ではきっと崇拝されているのでしょう。鬱蒼とした杉林を行くと程なく、車道に出てコーヒーショップの案内板もあり、左下に集落も見えて来て、南側の展望が開けてきたところが顔振峠。





     茶店が4・5軒あり駐車場も備えられており、ドライバーには展望の良い休憩所になっていて、きっと休日には多くの人で賑わっているのでしょうね〜。山側のトイレに沿って見晴らし台への道を発見。早速そこを昼食どころと決めて、歩き始める。まぁ、整備されて道で10分ほどで着きました。明るいピークで東側が開けています。パンとジュースでお腹を満たす。こんなに見晴らしも良いのにベンチも置かれていないのは、峠の茶屋の営業への配慮かなとか穿った思いを抱くのだが・・・・・・。



     水分もしっかり補充して峠に戻り、奥武蔵グリーンラインの車道を歩きます。道路わきに登山道が見え隠れしますが、面倒くさいのでそのまま車道を15分程歩くと右に傘杉峠・黒山三滝への道標、さらにすぐ役の行者像への分岐で右の坂道を辿ります。右側が少し切れていてしっかりとしたガードに守られた谷側の道です。





     杉林の中をどんどん下ってゆくと、明るい雑木林に出てベンチが置かれているコルに到着、振り返ってみると森の中に慄然と役の行者が鎮座している。いかにも知恵者と云った感じの像で、脇に記念碑が祀られているが、文字が見えにくく良く判らない。きっと、この地域で尊敬されていた行者であったに違いない。





     大平山がどこなのかさっぱり判らず、そのまま明るい尾根道を降ると、再び杉林の下降路が続きます、それほど意識して飛ばしているわけではないが、コースタイムより早いスピードで歩いている。沢筋の道になると岩場が出てきたりで、やがて遊歩道が現れて黒山三滝に到着です。



     ここまでおよそ4時間半くらいで、結構歩きました。聖人岩のクライミングでこの地は何度も訪れているところだが、初めて滝を見学する。天狗滝は、暗く多い被った岩壁の間を突き破って滝壺に落ちています。そのほかにも男滝女滝とあるようですが、どうやら通り過ぎたようで、諦めた。

     川沿いには3・4軒茶店や釣り堀があり、店先で川魚を焼いていて良い臭いがする。乾いた喉元には、冷やされたビールは目の毒だ。また、対岸の大岩に向かって望遠レンズを構えたカメラマンに遭遇。何を狙っているのか聞いてみると「ミソサザエ?」と云う親指ほどの小鳥だと言う、この場所にしか現れない綺麗な声で鳴く鳥らしい。






     ゆったりした下り坂を歩くと15分ほどでバス停に到着。バスの発車時間までおよそ40分、時間待ちであたりを散策する。明治維新の飯能戦争で敗走した幕軍の渋沢平九郎が、追いつめられて自戒した地には、ひっそりした川沿いのグミの木の下に記念碑が建てられている。22歳で自戒した若者の未来には何が見えていたのでしょうか?



     のどの渇きに耐えられず、先ほどの釣り堀の店先の冷えたビールを求めて道を戻る。350mlで400円はチト高いが、まぁ、良いか。中の釣り堀のいすに座ってのどを潤した。若いカップルが釣りを楽しんでいた。ころ合いを見てバス停に戻り、帰路に着いた。

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      • 2019.11.22 Friday
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      • 20:51
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