本日も木曜平日P1講習会、昼の部はI村さん、S田さん、O川さん。火曜日とは全く違うメンバーでのジムトレです。今年になって少しずつ参加者が増えて、都合12・3人の会員の指導に携わって来たのですが、最近つくづく教える事の善し悪しを考える。
プロの指導者でもない素人が、「こ〜しろ、あ〜しろ」と言って、教えるのはいいが、実はそのクライマーの進歩には別な道があって、より迅速に効率的に進化する方法があったのかもしれない。素人には素人なりの教え方があるのはないかと・・・・・・・。
思うに、山の会のレベルで教えられることは、確かなロープワーク、確保技術、クライミングの楽しみ方位なもので、技術的な事はプロに任すべきなのかもしれません。「足で登る」確かに正しい、「バランス良く登る」確かに正しい、「上腕で引き付けない」場合によっては正しい。技術的な事は実は状況によっては真逆だったりする訳で、画一的ではないからね〜。
そんなわけで、私の役割はクライミングが「楽しいね〜」と、通い続けてくれる環境を作る事なのではとか思ったりしている。自由に登ってもらい、「あ〜だ、こ〜だ」言わず、自分の頭で考えて登ってもらう、そう言う中味でいく事もありかなとか考える昨今です。講習会って難しいね〜。
月曜日二子で一緒だったI村さん「そら」の右壁の
黒⇒10・Bを果敢にトライして、OSは成らなかったが見事なトップアウト、このルート自然の岩場っぽく、私も好きなルートです。I村さんにとっても得意系とにらんだ通り、見事なクライミングです。
S田さんは先週の復習で、「スラブ」壁の後「そら」の
緑バーと
黄色口を登り、垂壁のトップロープの課題の
赤⇒5・9を見事に登り切りました。元々センスがいいのでP1の壁に慣れてくれば黙っていてもグレードは上がって行くような気な致します。
そして初めての確保も実践してもらいました。O川さんが実験台に、それも体重差がおよそ40kもあってはテンションがかかると1mほど浮き上がる。それでも必死にロープを握ってO川さんを確保、登るより緊張する一瞬です。4・5回ほど確保の訓練して形は出来たようです。
さて夜の部のU田さんが来てアップ。何時もの「スラブ」の2本を登り、「そら」の
緑バーと
黄色ロを登ったが
黄色ロは初めて触ったルートだったので、最後のパートで力尽きる。無理やり登らせてトップアウト。そのダメージが残って課題の「ウェーブ」
紺バー5・9の持久力に影響してしまった。
急用が入り早めの退散。O川さんにビレイをお願いしてP1を後にしたが、何だか後ろ髪を引かれる
思いだった。