スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    • 2017.02.11 Saturday
    • -
    • -
    • -
    • -
    • -
    • by スポンサードリンク

    東野圭吾『分身』、『赤い指』、『秘密』

    0
        本日はノークライミングディー&休肝日、1日まったりした日を過ごした。今日で2週間しっかり休肝日を守った。午後からは携帯を受け取りにドコモに行く。スマートホンも考えたが、もうチョット後でもいいかなと考え、保険が利いた安上がりな前と同じものを受け取った。


           今日はこれで我慢だ

       この所本を読む機会もあって東野圭吾の文庫本を3冊一気に読んでしまった。いずれの小説も切ない物語。この作家は文章も上手く読みやすい小説を出しますね〜、好きな作家です。

       『分身』は最先端の細胞科学を背景に、クローンを扱った物語。全く同じ顔を持った2人の女性が出会うまで、それぞれが自分の出生の秘密に迫って行く過程で、事件が起こり、謎を追って行く様がダイナミックに描かれています。


       『赤い指』は、認知症の親を抱えた家族と子育てが上手く行かなかったために、犯罪を犯した子どもを持つ親の心理が描かれ、家族愛や親子の愛情を考えさせられる作品です。

       『秘密』は、バスの転落事故から奇跡的に回復した娘が、実は一緒に事故に遭い亡くなった母親の意識が子どもに転移して、不思議な夫婦関係で日常を送って行く過程が訥々と描かれています。夫婦愛のあり方を考えさせられる作品だ。

       いずれの作品も奇想天外な創造力で、読みごたえのある作品でした。
       

      村上春樹著「1Q84」

      0
          「1Q84」3巻全てを読み終えた。2009年発行の書き下ろしの小説、約1年ほどかかった3部作。発行当時から話題になりベストセラーにもなった作品だったが、借りた本であると言う手前、何とか読み切って返したいので頑張って3巻目を昨日読了した。


         この小説の題名1Q84を本を読むまでIQ84だとばかり思っていたので、知能指数84が関係する物語かなと。改めて知らない事は(知識がない事は)恥ずかしい事だと反省させられた。
         
         さて、物語は高速道路のタクシーから聞こえるFM放送のチェコの作曲家ヤナーチェックの「シンホニエッタ」のクラッシック音楽が流れ、このファンファーレーの厳かな曲を聴き、渋滞した首都高のタクシーから降りた主人公の一人「青豆」が避難エりアから階段を伝って下りたところから始まる。

         しかしその階段は後々明らかになるが、それは1984年から1Q84の世界に繋がる道だった。その世界は空に月が2つ並んで存在する世界だ。その一見現実と何の変わりもない不思議な世界で、もう1人の主人公「天吾」もまた或る少女の書いた小説のゴーストライターを務めたことから月が2つ或る世界を認識する。

         要約すると物語は「青豆」と「天吾」が様々な事を体験して、最終的には2人で手を取り合って1Q84の世界から1984年の世界に舞いもどってくるお話です。女暗殺者「青豆」と塾で数学を教え、小説を書いている「天吾」と言う絡みも上手く描かれている。

         文章も難しい表現を排して判りやすい事は良いのだが、扱っている中身が難しく私の読書力では到底分析しきれない中身が含まれている。現実とそうではない世界、1984年の世界が現実と言う設定だが、ひょっとしたら1Q84の月が2つ或る世界が現実かもしれない。

         この辺の理解が怪しくなってくると、物語がこんがらかってくる。しかしこの小説は、まぁ、大人のフアンタジーと割り切れば面白いかもしれない。「リトル・ピープル」は7人の小人を連想させるし、「青豆」が特殊な武器を使って悪しき人間を殺害するところは、バイオレンスの要素もある。

         しかし中身的には、犯した罪と与えられる罰の様な哲学的な問いかけもあったりで、どうにもこうにも私の理解力では捉えきれない小説でした。小説の中の小説も奇想天外で、また本編も月が2つあったりで、読ませるものを飽きさせないとう点では良い作品でしょう?。私的には好きな部類ではないかな〜。

         長編小説なので興味を繋ぐ事が案外難しいかもしれません。
         

        下町ロケット★★★★

        0
            N川さんに借りていた「下町ロケット」を読み終えた。最初中々進まず何時になったら読み進めるかと思っていたが、昨日今日で読破した。池井戸潤の直木賞受賞作。下町の中小企業のロケットエンジンを開発した会社が、大企業と対等に渡り合って人工衛星の発射に成功するところが痛快だ。


           とりわけ面白いのは、大企業や銀行にいじめられほうだいの企業が特許と言う手段で立ち向かい、度重なる困難を克服して、それらの企業にぐうの音も出ないように報復するところが圧巻です。男のロマンが満載の良い小説です。

          空白の5マイル★★★★★

          0

             H谷さんから借りた『空白の5マイル』(角幡唯介著)を読み終えた。辺境の地チベット、世界最大のツァンポー峡谷に挑んだ冒険家のルポルタージュで、正に冒険とはこう云うものかと思わせる、ダイナミックな冒険の記録です。


             数々の伝説を伝えた峡谷の空白を踏破しようとした若き探検家の角幡さんの記録、蛭に全身を蝕まれ、灌木もろとも滑落して九死に一生を得、凍傷で感覚が無くなるまで足を痛め、最後には生きて帰る事すら困難な絶望に遭遇した峡谷からの脱出、読み応えのある迫力に圧倒されながら、一気に読み終えてしまいました。冒険家の心の深層に迫る記述がふんだんに盛り込まれ、生と死の狭間でどこか遠くから己の姿を見ているかのような、その心境は圧巻です。

             危険で生きて帰ってくる保証もない行為でなければ意味がない、危険な行為を通じてこそ「生きている」と実感する、ストイックなまでの生き方は、冒険家、アルパインクライマー、高所登山家等に共通している「生」のあり方のように思えます。

             このように激しい「生」を生きる冒険家達の生きざまは、常人には理解できない部分もありますが「自分は何のために生きているのか」「良い人生とは何だろうか?」等の問いかけには、意識しようがしまいが、生きている限りは皆共通の問いかけでもあると。

             しかし、「カネ、権力、健康、ささやかな幸せ、心の平安」、「現実的には別々の形をとりつつ、本質的に求めているのは同じだ」とはいうものの、生死の狭間でその一線を越えて突き進んでゆく冒険家とは、やはり生きている世界が違うように思えます。華美なまでに恍惚とした「生」は、やはりそれを体験したものだけにしか与えられないもののようです。

             この記録は、第8回開高健ノンフィクション賞を受賞した作品で、久々に刺激のある読み物に出会えました。


            白夜行・東野圭吾★★★

            0
               梅雨入りして4日目、台風の影響もあってか風が強い1日でした。このところ月曜日が仕事で、日曜日に動きまわると朝が辛い。幸い昨日は雨のためじっとしていたが、先日書店で買ってきた文庫本を遅くまで読んでいたので、やはり寝起きにシャキッとしない。



               で、今読んでいるのは東野圭吾の「白夜行」という本です。版数を重ね昨年の10月で49版を数える人気の小説らしい。文章そのものに特徴はないが、構成力が素晴らしく、読み手をどんどん引きずってゆく。推理小説の謎解きの面白さが満載で、通勤電車は退屈しない。

               文庫本でも分厚い本ですが、大分読み進んで越境に差し掛かっています。難しい語源もなくとても読みやすい所が人気の秘訣でしょうか、今春映画化されて上映されていたようだが、見てはいないので、さて結末はどうなるのだろうか?

              時代小説★★★

              0
                  薄曇りのあいにくの天気ですが、今日は仕事。帰りに雨に打たれてぬれ鼠でしたが、明日は晴れるようです。先日買った池波正太郎の「蝶の戦記」上・下を読み終えた。



                 NHKの大河ドラマ「江」と歴的背景が若干被るのですが、群雄割拠の戦国の世、誰が天下を治めるかの見極めもつかない時代に暗躍する、甲賀の女忍者のはかないストーリーです。読みやすい文章であっという間に読み終えました。

                 リハビリ期間には、たまにはこのような忍者物の時代小説も良いですね。
                 

                『生と死のミニア・コンガ』

                0
                   

                   先日岩波ホールで映画に行った折、山岳書を扱う古本屋「悠久堂」で偶然に見つけた。2000年に出版された、山岳遭難をドキュメンタリー風に書き下ろした秀逸の書籍で、一気に読み終えました。山の遭難を扱った本は結構読んでいますが、実際の話なので、臨場感に満ちた作品となっています。




                   1981年春、北海道山岳連盟の登山隊が中国西部の最高峰ミニア・コンガに遠征する。23名の全員が登頂するという方針の下にBCを築き、C1からC5までのチャンプを重ね、1次隊2次隊と北東稜のアタックを仕掛ける、著者は1次隊12名に属し共に行動することになる。


                   しかし、高所登山の経験の浅い隊員達は高度障害に悩まされ、思うように高度を稼げず頂上直下で、一人の隊員が滑落してしまい、最初の尊い命が奪われる。隊への痛手は大きく、登頂を諦め一転して過酷な退却を強いられる、強風と降雪、そしてホワイトアウトで下降にも大きな危険が待ち構えていた。


                   1本のロープに7人がアンザイレインで繋がっての下降で、2回目のアクシデントが発生し著者を残して7人が数珠繋ぎになって北壁の谷へ転落していく。著者は偶然にもアンザイレインに手間取ってロープに入れず、滑落していく7人を呆然と見送るだけで、7人を止める手立てはありません。



                   取り残された著者にも1人での下降に危険が待ちうけ、クレバスに落ちて死を覚悟するが、奇跡的に、副隊長に助けられる。そして九死に一生を得て、C5に戻ってきます。そこから著者の死者たちへの弔いと、自分が生かされている意味を考える実話が綴られていきます。


                   ミニア・コンガに纏わる逸話は続きます、その翌年今度は千葉・市川山岳会のメンバー2人が遭難し、その内1人が19日間さ迷いながらも奇跡の生還を果たし、社会的な反響を呼びました。また94年には著者と一緒に雪崩の研究をしていた登山家が、再び4人の隊員と共に雪稜に消えてゆく。


                   しかも4名の登山隊は登山中偶然81年の北海道隊の遺体を発見していたのでした。不思議な巡り会わせで、その後著者は遺体の収容と云う困難な問題に向き合うことになります。遺族の悲しみと向き合い、生と死の意味に付いて思いを深めていく。


                   この本を読んでいて決して、山で死んではいけないと思いました。山岳遭難とくに海外の高所登山では、遺体を発見することも収容することも難しく、遺族の悲しみや苦しみは長きに渡ります、そしてやり場のない苦しみを抱えながら生きていかなければ成りません。


                   最後の章で著者は遺体の収容と、遺族を伴って慰霊の旅に出かけます。登山の基地の寺院に埋葬し、レリーフを建立して遭難者に霊に祈りを捧げます。そしてこの慰霊碑に別れを告げる時の遺族の悲しみに思わず涙してしまいました。


                   幼いころから慈しんで、愛情いっぱいに育て、立派な青年に成長して、これから家族の働き頭として見守っていた1人息子を、山の遭難事故と云う形で失った喪失感は計り知れません。レリーフにしがみ付き嗚咽する姿に掛ける言葉はありません。
                   

                   そしてこの亡くなった一人息子の人とは、実は私の山ノ神の実家、近くに住む従兄弟の息子さんだったのです。生きていれば帰省の再に山のお話も出来たのに、とても残念で成りません。昨年帰省した際にもお話し、その穏やかな話し方がとても印象的でした。

                  時代小説

                  0
                     仕事以外にやる事もなく、怠惰な日常を送っているが、珍しく家にいることが多いのでDVDを「TUTAYA」で借りてきて、藤沢周平氏原作の「うでに覚えあれ」全巻を見てしまった。

                     原作は「用心棒日月抄」と云う4巻シリーズものですが、先に原作を2度読み返しているので、映像ではどうしても心理描写や心の奥深さなどは表現できずに、やや上っ面な感じがするのは致し方ないところでしょうか?

                     まぁ10数年前のドラマなので出演者等はびっくりするほどお若い、しかしキャストはなかなか考えられて良い線行っていると思いました。

                     藤沢周平の本ももう3分の2程読み進んだでしょうか、私のお気に入りは『海鳴り』、『蝉時雨』、短編集では「隠し剣」シリーズなどが面白い。電車通勤になって読む本の速度は1段と速くなって本代が馬鹿になりません・・・・・。

                     因みに山田洋二監督の藤沢周平シリーズのDVD『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『武士の一文』の3作全部買ってしまいました。じっくり味わって観たいと思います。 

                    1

                    PR

                    calendar

                    S M T W T F S
                          1
                    2345678
                    9101112131415
                    16171819202122
                    23242526272829
                    3031     
                    << July 2017 >>

                    selected entries

                    categories

                    archives

                    recent comment

                    • 山の会岩トレ・藤坂ロックガーデン1
                      宇井
                    • 第1回全日本マスターズクライミング選手権
                      やなしお
                    • 第1回全日本マスターズクライミング選手権
                      JILL@
                    • 穂高の4日間、その2
                      JILL@
                    • 小川山合宿で墜ちる1
                      JILL@
                    • ミストラルに遠征
                      やなしお
                    • ミストラルに遠征
                      JILL@
                    • P1、マイクのボルダリング道場
                      履歴書の書き方
                    • 久し振りの投稿
                      やなしお
                    • 久し振りの投稿
                      JILL@

                    recent trackback

                    recommend

                    links

                    profile

                    書いた記事数:1294 最後に更新した日:2017/02/11

                    search this site.

                    others

                    mobile

                    qrcode

                    powered

                    無料ブログ作成サービス JUGEM